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藤川side
MER配属から3ヶ月前________
私は今日も救命からコンサル願いを出されて、人の命を救っていた。
局長「 そろそろ救命に移籍しない? 」
『 人足りてないんですよね、コンサルならいつでも受けますから、、 』
何度も救命への移籍願いをだしているが、上からの圧力によって、木っ端微塵に砕かれていた。
救命の局長からこうして何度も移籍の話を受けるのは、日常だった。
そんなある日、脳外科にいい知らせが入ってきた。
脳外局長「 東京に新たに都知事管理のMERという組織が3ヶ月後に試験運用になるそうだ。
救命からのコンサル数も減るだろうし、楽になると思うぞ。 」
配られた資料に書いてあった言葉を見て、"行きたい"と心から思った。
どういう形でもいい、絶対MERのドクターになりたいと。
『 局長、なんとかして私MERに配属はできないですか?
やりたいこと、見つけちゃいました。 』
局長「 MERは解体される予定のものだ。 」
『 それでもいいんです、私は眼の前の命を救いたい。私は医者です。 』
無視して医局長は部屋へ戻ってしまったが、私は諦めなかった。
毎日掛け合って、毎日お願いした。
そしたら" 向こうの病院で脳外科と掛け持ちでMERをする "という条件付きで、許可が降りた。
なぜここまで軽々しく許可が降りたのかわからないが、とても嬉しかった。
これで
" 眼の前の命を救える_____ "
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作者名:m0m | 作成日時:2023年6月3日 22時