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弦巻side








弦巻「 あ、あの!!大丈夫なんでしょうか? 」

夏梅「 ん? 」

弦巻「 喜多見チーフ。誰もほんとの実力は知らないし … 」

夏梅「 自分の仕事に集中 」






私が夏梅さんに不安な思いを伝えると、大人の余裕ってやつで追い返された。

喜多見チーフの経歴を知らないから、信用できない。





そう思ってるとMERが現場に着いた。







『 こちらMER藤川。現着しました。 』

"こちら都庁危機管理対策室。了解。"






藤川先生がERカーから降りながらそう言っているのを片耳に、私も降りる。

現場は思っている以上にひどい状況だった。






喜多見「 ミンさん点滴5本準備。 」

ミン「 はい! 」

喜多見「 冬木先生麻酔もう用意しておいてください。 」

冬木「 了解。 」






壮絶な現場に喜多見チーフの指示が飛んでいく。

ERカーでのオペが考えられるからだと思う。







徳丸「 お願いします!! 」

喜多見「 行きましょう 」







ストレッチャーを運びながら、現場に入っていく。

煙がすごいと思いつつも、運んでいく。








喜多見「 比奈先生タグ付けするとき処置内容書くのを忘れずに 」

弦巻「 はい 」

喜多見「 夏梅さん赤タグの人から血圧測ってください 」

夏梅「 サチュレーションも同時にやります! 」

喜多見「 お願いします。A先生その場でオペする可能性があります。臨機応援に対応お願いします。 」

『 了解。 』






現場の状況がひどすぎる。

喜多見チーフ、藤川先生、夏梅さんの走り続けられる体力に驚きながら、必死についていく。








喜多見「 比奈先生、トリアージを藤川先生に。 」

弦巻「 え?! 」

喜多見「 中でトリアージ終わらせます。 」

『 了解。 』






なんでこの二人こんなにも連携してるのだろう。

と思うほど、スムーズだ。









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作者名:m0m | 作成日時:2023年6月3日 22時

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