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第一話【 初出動 】 ページ2

弦巻side








弦巻「 何やってるんですか?喜多見チーフ。もう始まりますよ? 」

喜多見「 え、もうそんな時間?

… ほんとだ、 」






もうすぐ始まるという式典に、こんなにも呑気な人がチーフでいいのだろうか、と不安を募らせる。

ふとチーフのデスクの下を見ると、脱ぎ散らかした寝袋や着替えがあった。






弦巻「 え、お風呂入ってないんですか? 」

喜多見「 あ、ばれました??

… もしかして臭います?? 」

弦巻「 え、いやそういうわけじゃないんですけど …
大事な式典なのに。 」

喜多見「 やめてくださいよ〜。そういうこと言われると緊張しちゃうじゃないですか 」

弦巻「 はあ、 」






こんな経歴もわからない人がチーフドクターだなんて、本当に先が思いやられる。

この人じゃなくて、サードドクターの脳外科医の人に頼めばよかったのにな、都知事も変だなあ、と改めて思った。







『 すみませんっ、遅れました!! 』






次は誰なんだと振り返ると、そこには脳外科医として有名な藤川先生がいた。





『 えっと、ジャケットジャケット …

あった!!! 』





MERのスクラブの上から、ジャケットを羽織る彼女は、とてもきれいだった。






『 弦巻先生?行きますよ?? 』






見惚れていると、喜多見チーフと藤川先生に置いていかれそうになっていた。

私、呼びに来た側なのに。












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作者名:m0m | 作成日時:2023年6月3日 22時

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