7 結末への先駆者 ページ8
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--ナワーブ視点--
「…俺が適役だっていいたいのか？」
深いため息が出た。
Aが広間から飛び出した後、皆の睨むような視線が俺に向けられていた。
「だってお前、野郎の中で唯一の夜戦タイプだろ？
まぁ、イライが1番適任なんだろーけど、あいにく怪我してるしな。」
急にウィリアムがニヤニヤし始めた。
「それに、お前って女っ気なさすぎだから、そこも安心だしな！」
「おい、表でるか。」
ムカつくな、コイツ。しばいてやろうか。
殺気立ったナワーブを無視するように、
「早くAちゃん追いかけたほうがいいのでは？暗殺はこういう1人になったタイミングを狙われる気がしますが…」
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ノートンが放つ言葉に場が凍りつく
「〜〜〜〜っ！！覚えてろよ！お前ら！くそ！」
ナワーブはガタンと音を鳴らして早々と広間を後にした
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「とりあえずここはナワーブに任せて、もうお開きにしよう。明日も『ゲーム』に参加するのなら、体力は必要でしょう。」
イライは静かに話す
「どうしましょうか。ハンター側にもこの事を話すべきか……悩みどころだが。」
「ハンター側が噛んでいることは考えにくいわ。日が昇った頃にでも、一度話すべきね。」
イライの隣に座るフィオナが提案する
「命を狙われているのなら、きっとこの夜更けにも何かあるはず。『命が狙われている事』が確信に変わった時、また全員で話しましょう。」
こうして混沌とした会議はお開きになった
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・
『疑いは確信になるわ』
どことなく声が聞こえてくる
『あなた達もカゴの中』
「何か、良くないことが起こるわ…。Aさんにも、私達にもよ。」
しんと静まり返った広間に、フィオナの声が溶けていく
「彼女がここに来てしまったのも、『捻じ曲がった未来への修正』なのかもしれない。」
大窓から覗く月がカーテンを鮮やかに輝かせる。
まるで、この荘園を刺す閃光のようにフィオナには見えた。
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ナワーブ推しの方、大変お待たせしました 笑
次のお話はたっぷりナワーブとA様の絡みをお届けしていきます！
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あまね(プロフ) - めちゃくちゃ好きです😭 (4月27日 16時) (
レス) @page48 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - 続きが気になります (1月8日 8時) (レス) @page45 id: 8dd546cbdc (このIDを非表示/違反報告)
おかさん(プロフ) - 今更ではありますが、更新、楽しみに待ってます… (2022年10月20日 5時) (レス) id: 48fcbe9d4c (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - アリスさん» 作者さんでもないのに横からすいません。その文を見た時にドキッとしてしまいました...確かに私たちが楽しんで読み進めれば主人公はその分酷い目にあう。そんな発想はなかったのでまた違う面白さが見えてきました！ありがとうございます (2019年12月14日 0時) (レス) id: 31f2218efb (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 初コメ失礼します。個人の感想ですが、何かこの作品を読んでいると犯人は私たち読者？と思いました。主人公は刺激を求めて、私たちはドキドキを求めるみたいな。この作品は私たちが楽しめば楽しむ分だけ主人公に色々な出来事が起こると思いました。変な文ですみません。 (2019年9月25日 2時) (レス) id: cf8111877c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむちゃん | 作成日時：2019年7月4日 19時
