感情を捨てろ｡効率が落ちる。

ウシノシタクサ【復讐】 ページ12

ボクの発言にロボロは下を向く。
『ねぇ、なんで下を向くの？』
ロボロはひたすら､無言無言。
『ボクがあの女をにらんだ疑惑の時
ボク下向いた？』
ロボ｢向いて、へん･･･｣
『じゃあ、向いたキミは無能のボクより弱いよねぇ？』
また沈黙。
『あーあ､つまんない。早く情報話せよ｡』
ロボ｢やから仲間の情報だれが吐くか！｣
『じゃあ､あいつ(ヒメ)は？あいつのこと、お前全部知っとるやろ。』
ロボ｢やからって･･･｣
そう。ロボロは全部知ってた。
ヒメが敵国幹部ってことも、
ボクがおとしいれられたのも。
全て知った上で、あの行動だ。
やっぱり
『あーあ｡やっぱり人間って下らない。』
なぁんか｡急に脱力感。
『やっぱ結局人間自分一番だよねぇ〜』
仲間？友情？恋愛？くだらない。
そんなものあったって
どーせ崩れて無くなるんだし。
しょーもないよ。
何が永遠の友情だ。
『なぁ。ロボロ。お前に選択肢をやるよ。』
そして、ボクはロボロにナイフを押し付けた。
『仲間を一人殺すか、今ここでﾀﾋぬか。』
ロボロは戸惑ってた。
まぁ、大事な大事な？仲間を殺すか、だもんねぇ。
ロボロは暫く考えていった。
ロボ｢俺は幹部の誰かを殺す。｣
ボクは思わず笑ったよね。
だって？仲間を傷つけるなとか言ってるくせに
自分でてを出すとか。
馬鹿らし。
『じゃあさ。お前シャオロンとマブダチだろ？』
ロボ｢･･･ごめんな。｣
なにか察しがついたのか涙をぽろぽろ流すロボロ。
ボクがいなくなるときはなかなかったのに。
『シャオロン連れてくるから、ちゃあんと、処理(ころ)してね？』
ロボ｢わかった。｣
ロボロからぽろぽろ涙が出る。
『じゃあ、ぺいんとさん。見張っててください。逃したら･･･わかってますね？』
念のため厚をかけて出掛ける。
暫くしたのだろうか。
我々国城の窓から顔を出しているシャオロンを
見つけた。
あれはチャンスだと思い、シャオロンを拐う。
誰にも気づかれずにﾀﾋんじゃうんだ。
かわいそ！
きっとみんなはまだきづいてないだろな。
そんな思考をぐるぐる回してるうちに青鬼国についたよ！
シャ｢ん･･･？｣
あれぇ？シャオロン､目覚ましちゃったじゃん
ガチャっと音をたてて開くドア。
ロボロが立ち上がろうとするが､たてない｡
あはは｡滑稽だなぁ!
『ほらロボロ､シャオロンにナイフを刺すんだ』

作者から
2000hit越え､ありがとうございます
次話ではシャオさんがﾀﾋぬので
シャオさん推しの方は閲覧注意です

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