指名の時間 3時間目 ページ10
渚side
「選ばなくてはならないのはおそらく君だが、返事の前に俺の考え方を聞いて欲しい。地球を救う暗殺任務を依頼した側として…俺は君たちとはプロ同士だと思っている」
烏間先生は、真っ直ぐ僕を見つめて言った。
「プロとして君たちに払うべき最低限の報酬は当たり前の中学生活を保障することだと思っている。だからこのナイフを無理に受け取る必要はない。その時は俺が鷹岡に頼んで…“報酬”を維持してもらうよう努力する」
僕はこの人の目が好きだ。こんなに真っ直ぐ目を見て話してくれる人は家族にもいない。
立場上、僕等に隠し事もたくさんあるだろうけど、何で僕を選んだのかもわからない。
けど、この先生が渡すナイフなら信頼出来る。それに前原くんの事。せめて一発返さなきゃ気が済まない。
「やります」
烏間先生からナイフを受け取って、鷹岡先生の方を向いた。
「…うん、正解。やっぱり烏間さんは凄い人だよね。まるで──」
まるで、の先の、八雲さんの呟きは聞こえなかった。
ラッキーアイテム
革ベルト
132人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅葉蓮*私は私であるしかない(プロフ) - ☆star☆さん» 更新遅れてすみません!頑張ります! (2016年5月25日 13時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
☆star☆ - やった~!更新されてる!続き待ってます! (2016年5月15日 21時) (レス) id: 20acbef3cf (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮*画力と真面目が欲しい(プロフ) - 冬花さん» ありがとうございます!出来る限り頑張ります! (2016年4月14日 7時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
冬花 - 面白いです!!頑張ってください(`・ω・´) (2016年4月12日 20時) (レス) id: 97154c93fd (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮*画力と真面目が欲しい(プロフ) - ☆star☆さん» ありがとうございます!神崎さんは傷付けたくなかったので… (2016年4月5日 11時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紅葉蓮 | 作成日時:2016年2月22日 17時