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第参拾話[駄菓子屋戦争:太田紫織] ページ31

「嗚呼、甘いもの……。糖分……。」

今日の講義は頭を使った。
頭を使ったあとは糖分補給がしたい。

確かここら辺に駄菓子屋があったはずだ。
練りあめでも買ってこう。もしくはねるね●ねるね。


「いらっしゃい。」

「どうも。」

感じのいいおばあさんが出迎えてくれた。

駄菓子屋っていつの時代もご老人がやってるイメージなんだよな。

若いのがやってるって言うのはいまいち想像できない。



お、あったあった。ねりあめ。
しかも、最後の一個。


手を伸ばすが、誰かの手と触れあった。

おい。誰だ。


隣を見れば、糸目で茶色の鳥打帽を被った奴がいた。



うん。これは、間違いなくあいつだ。

江戸川乱歩だ。


「ねぇ、手放してくれない?買えないんだけど。」

「申し訳ないが、元同僚と言えどこれを放す気はない。君はおとなしくカリ●リ梅でも買いたまえ。」

「何いってンの?そっちがて放せばいいじゃん。」

「私は糖分補給には練りあめと決めているんだ。そちらが手を放したまえ。」


((………こいつ、手放す気ないな))

初めて、彼と思考があった気がするよ。



超人的頭脳を持つ名探偵、江戸川乱歩。


このままでは頭脳戦で負ける。


かといって、手を放せば負け。

デッドorデッド。


「仲いいねぇ。はい、追加の練りあめ。」

おばあさん!



見事なタイミング。


結局、追加された練りあめとバニラアイスを買って帰った。

第参拾壱話[有川浩:試験前]→←第弐拾玖話 [宮部みゆき:殺せない。殺さない]


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紅葉蓮*現在、二作品を集中更新中(プロフ) - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/momizi201282/ ……託します。前回とパスワードは変わっていません。PS.鋼夜さん、下手くそながらつなげておきました。 (2016年11月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - 紅葉蓮*現在、二作品を集中更新中さん» どうぞどうぞ!!!むしろお願いします!!! (2016年11月4日 19時) (レス) id: 3a97038ed1 (このIDを非表示/違反報告)
わたうさ(プロフ) - 今まで姿消していてすみません…。またちょこちょこ書いていきます…! (2016年11月4日 18時) (レス) id: 36c09305b3 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮*現在、二作品を集中更新中(プロフ) - 鋼夜さん» あ、繋げていいですか? (2016年11月4日 18時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - 紅葉蓮*現在、二作品を集中更新中さん» 了解です!ありがとうございます!!! (2016年11月4日 7時) (レス) id: 3a97038ed1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅葉蓮 x他2人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年7月23日 17時

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