第拾弐話 [宮部みゆき:殺人探偵と助手] ページ13
「んっ…」
目を開くと見慣れない天井。
かすかに香るご飯の香り。
「覚めたか」
「げっ…綾辻」
最悪だ。
ここは、探偵社か。
「倒れたのを辻村君が連れてきた」
「あっ…そう」
頭が痛む、吐き気は収まったが。
げほげほっと咳き込むが、収まっている。
「というか、近くで煙管を蒸かすな」
余計に咳が出る。
「御粥作りましたが…食べられます?」
「有難う、深月クン」
少しだけなら、と茶碗に入れてもらった御粥を頬張る。
なんだか、私が作るのとは違う…。
まぁいいか。
「有難う、迷惑だった」
「いいえ!西尾さんが押し付けられただけなので!」
維新クン…後で絞め殺す。
「暫く休んでいけ」
綾辻はそう云うと持っていた本を読み始めた。
「あっ宮部先生」
「何?」
「種田長官からの手紙です」
貰った手紙を開くと、後日食事会が開かれるらしい。
何故私も。
「深月クンなんか聞いてる?」
「いえ」
なんかありそうだ。
行くしかないな。
「ちょっと医者寄ってくるから、帰るわ」
「送っていきますよ?」
「大丈夫、深月クンは監視でしょ。安吾クンに宜しくね」
最後に綾辻を睨み付け、外に出た。
まだ、ふらふらするが大丈夫だろう。
「さて、町医者のとこにでも行こうかな…」
第拾参話 [宮部みゆき:診断と勧誘]→←第拾壱話[西尾維新:お前はお前の存在を許すのか]
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紅葉蓮*現在、二作品を集中更新中(プロフ) - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/momizi201282/ ……託します。前回とパスワードは変わっていません。PS.鋼夜さん、下手くそながらつなげておきました。 (2016年11月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - 紅葉蓮*現在、二作品を集中更新中さん» どうぞどうぞ!!!むしろお願いします!!! (2016年11月4日 19時) (レス) id: 3a97038ed1 (このIDを非表示/違反報告)
わたうさ(プロフ) - 今まで姿消していてすみません…。またちょこちょこ書いていきます…! (2016年11月4日 18時) (レス) id: 36c09305b3 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮*現在、二作品を集中更新中(プロフ) - 鋼夜さん» あ、繋げていいですか? (2016年11月4日 18時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - 紅葉蓮*現在、二作品を集中更新中さん» 了解です!ありがとうございます!!! (2016年11月4日 7時) (レス) id: 3a97038ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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