第壱話[西尾維新:噂によく聞く探偵社を見掛けた] ページ2
────転生して二十一年。
漫画の世界にも大分慣れてきた、と思う。異能とやらがすっごく使えないものだったのは神の厭がらせなんじゃないかとも思っているが。
不可抗力とは云え、ぶん殴ったのは確かだからね。凄く悶え苦しんでたし。
如何でもいいや。
「…珈琲でも飲もうかな」
暇だし喫茶にでも行こう。今日は大学の講義もないし。銃声も未だ聞こえてこないし、大丈夫だろう。
「いらっしゃい。あら、西尾ちゃん」
「覚えていたんですね。はい、西尾ちゃんです」
「またキムチかい?」
「あれは特殊事情があっただけなので忘れて下さい……」
「それじゃあ、前と同じ銘柄の珈琲?」
「はい、お願いします。無糖で」
カウンター席に座ると、別の席から、机を叩いた音と、威勢のいい「すンませんでしたッ!」と云う声が聞こえた。
「……え、何修羅場?」
ではなさそうだ。なんか話が拗れたのかとも思ったけれど、空気が平和そうだから。
「貴様も今日から探偵社が一隅。ゆえに周りに迷惑を振りまき社の看板を汚す真似はするな」
長髪の人の探偵社と云う言葉に、神から教わった事前知識と噂で聞く探偵社と同じだと分かった。ふぅん、あの人達が……探偵社なのか?
一般人っぽくてちょっと困惑。
一人此方来たよ?なんで?見てたからか?
「あ、あの、何かご用ですか?」
近付いてきたのは前髪斜めぱっつんの少年。おどおどしながら話し掛けてきた。
見たらすぐに判った。此の人は我が身を犠牲にしても人を助けるような人だと。
第弐話[西尾維新:彼は一体どんな道を歩むのか]→←書く上での注意
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紅葉蓮*現在、二作品を集中更新中(プロフ) - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/momizi201282/ ……託します。前回とパスワードは変わっていません。PS.鋼夜さん、下手くそながらつなげておきました。 (2016年11月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - 紅葉蓮*現在、二作品を集中更新中さん» どうぞどうぞ!!!むしろお願いします!!! (2016年11月4日 19時) (レス) id: 3a97038ed1 (このIDを非表示/違反報告)
わたうさ(プロフ) - 今まで姿消していてすみません…。またちょこちょこ書いていきます…! (2016年11月4日 18時) (レス) id: 36c09305b3 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮*現在、二作品を集中更新中(プロフ) - 鋼夜さん» あ、繋げていいですか? (2016年11月4日 18時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - 紅葉蓮*現在、二作品を集中更新中さん» 了解です!ありがとうございます!!! (2016年11月4日 7時) (レス) id: 3a97038ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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