2話、合流 ページ2
炭治郎はすぐにその女性の止血作業に移った。
「わあぁ血が、血が止まらない」
炭治郎に止血されている女性はすぐに炭治郎から離れ、
「止血は良いわ、ありがとね」
とだけ言い残しすぐに出ていってしまった。
(何なんだあの人は)
「おい小僧、迷子なら真選組まで連れてってやるぞ」
「真選組って何ですか?」
炭治郎には真選組と言うのが分からなかった。
「お前真選組も知らないアルか?」
「はい、知りません」
「真選組って言うのは、この町の平和を守る感じの仕事の人達だよ」
新八がやさしめに教えている。
「そうなんですね、ありがとうございます、ちょっと行ってみようかと思います。場所が分からないので道案内、お願いします」
そんな感じで町に出た炭治郎だが、町に出た瞬間目を見開くことになった。
「な、何ですか、あれ、」
「あれは、ターミナルアルよ」
その他にも炭治郎の知らないものがたくさんあった。
炭治郎は驚きながらも進んでいった。
(何なんだここは、浅草よりも発展しているぞ。)
「よし、着いたぞここが真選組の屯所だ」
(なんだかここだけ落ち着くぞ、良かった。)
「あれっ?旦那じゃねえか。どうしたんでさぁ」
「あぁ聡一郎君か、じつわね、迷子を預かったから、ここに連れてきたんだよ」
「旦那、総悟でさぁ。でもちょうど良かった実はうちも迷子を預かってんでさぁ、それもこいつと同じ感じの服装の奴を」
もしかして他の隊士達も来てるのではないか、そう、炭治郎が思ったのもつかのま屯所から
「ギャアァァァァァァァァァァァァ」
と言う声が聞こえた。
(この声は善逸!)
「銀ちゃん、今の声何アルか?」
「あーわかんね、じゃあ取りあえず聡一郎君、この子お願いね」
分かりやした旦那、よし、それじゃあ行くぜぃ」
「は、はい」
炭治郎は、善逸がいるかもと言う期待を胸に総悟についていった。
「土方さーんもう一人いましたぜぃ」
案内された部屋には、ゴリラと瞳孔が開いた人と宇随さんに抱えられた善逸がいた。
「......善逸、どうしたんだ?」
「あ、たぁんじぃろぉぉぉぉぉ。俺よく分かんないんだよ。何かいきなり眠くなって気がついたら宇随さんとここの近くに倒れてたんだよーーーそしたら何か刀持ってるからっていきなりここに連れてこられて何か色々聞かされて、スゴく怖いんだよこの人達」
「善逸大丈夫か?凄くうるさいぞ、凄く迷惑だぞ。宇随さんすいません」
「いや、別に良いぜ」
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葉っぱ - ありがとう御座います!初めてのコメントでうれしいです!更新頑張りますね (2020年5月16日 10時) (レス) id: 89368fee00 (このIDを非表示/違反報告)
わっふる。 - この小説好きです!(唐突)めっさ面白くてニヤニヤしながら読んでます(笑)更新頑張ってください! (2020年5月9日 22時) (レス) id: c82aeaa931 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜兎好きの葉っぱ | 作成日時:2020年3月12日 11時