その７ ページ8
その日、結局、白石先生は現場で何もできなかったらしい。
それから時間が過ぎていく中、患者が運ばれる度に幽霊は現れ、私はフェローの仕事はろくに出来ず、退治屋としての仕事がメインになりつつあった。
「いやああああ！！！来ないでええええ！！！」
白虎「このアホ！てめぇがやらなきゃこいつらが増えるだけだぞ！！」
「無理無理無理！！もういやああああ！！」
白虎「逃げんな！さっさと仕事しろ！！」
藤川「この声・・・白虎とAか？」
藍沢「だな。ここ最近、忙しいらしいけど・・・大変そうだな」
こんなドタバタの中、私は毎日のように白虎から説教を受けて、今日も説教を受けて、ナースステーションへ向かった。
「うう・・・厳しいよー。怖いよー」
半ベソで行くとこーくん達がいた。
「みんな・・・ぐすっ。どうしたの？」
藤川「いや、お前がどうしたんだよ。また説教か？」
「うん・・・。もっと立ち向かえって・・・ぐすっ」
緋山「あー、はいはい。怖かったねー。あたしの所に来る？」
泣きながら、みんなをぐるりと見て、こーくんの元へ行った。
藍沢「ほら、おいで」
「ふえーん」
白石「なんだかんだ言って、Aは藍沢先生がいいみたいね」
藤川「だな」
Aと藍沢を見ると、藍沢が抱きしめて、Aの頭を撫でている。
緋山「いいなぁ。あたしもAを抱きしめたい」
「ところで何でみんないるの？今日、当直？」
白石「ちょっと仕事残ってて、残ることにしたの。みんなが集まってるのはたまたまだよ」
「そうなの？こーくん」
藍沢「ああ、そうだ。白虎はどうしたんだ？」
「なんか・・・用があるって言って、出かけてる。すぐに戻るって言ってたけど・・・」
その時、ホットラインが鳴った。
その音に皆の顔つきが変わり、私は体が強張る。
藤川「このタイミングでかよ・・・」
緋山「A、どうする？」
藍沢「白虎がいないから一人には出来ない。一人にすれば奴らが力に誘われて寄ってくる可能性がある。A、入口でいいから一緒に初療室へ行こうな」
「う、うん」
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ことみ - 初めまして。お話読みました！とても面白いお話でした！更新お願いします!! (2020年1月11日 14時) (
レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
山PLOVI - 頑張ってください!!!山P~------!!! (2018年2月6日 18時) (レス) id: 6ad6e8d7ed (このIDを非表示/違反報告)
あきえぁ - 設定からしてとても楽しみです！！！更新応援しています！ (2017年12月10日 19時) (レス) id: 770c80d9a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：momijikana0917 | 作成日時：2017年12月8日 12時
