【d!】rbr→←私←shpの三角関係なややこしいやつpart1 (ページ36)

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rbr「ええから、完全な日没が来る前にはよ火ぃ消せぇ！」
shp「しゃーないな…」

ショッピは渋々タバコの火を消した。

rbr「幸い風は検問所とは逆方向に吹いとるし、匂いもなんとかなるやろ」
『だといいけど……』

shp「暇や」
『ショッピくん、緊張感分かってる？』
shp「俺よりロボロさんの声のほうが厄介だと思います」
rbr「あ！？」
『ロボロさん、さっきから声が大きいです！』

ショッピくんの言いたいことも分かる！

そこがロボロさんの素敵なところだけど、潜入中に叫ばれると困りますって！！

『(あれ？潜入といえば……)』

そこでさらりと重要なことを思い出す。

『そういえばロボロさんが他国に潜入するの、これが初めてじゃないです？』

rbr「そういえばそうやな……声には注意しとくわ」
shp「俺らのほうがそこんとこ先輩なんですから分からない所があったら俺に聞いてください、Aさんじゃなくて」
rbr「お前、一番最初にやらかした本人なの覚えとけよ？」

初潜入任務でショッピよりも危機感が高いのはいいところかもしれない。

そうこうしていると日没がやってきて、辺りは一面完全な闇に包まれた。

『そろそろ行きますよ』
rbr「ちょ、ちょお待ってくれ。暗い中どうやって互いの位置知ればええの？」
『ああ。だいたいは音と気配で判別しますけど、ロボロさんは私の手を握っｔ……』

はっ！これは実質、前回拒否してしまった手つなぎになるのでは……！？

と思っていると、さっとロボロとAの間に後輩が割り込んだ。

shp「いえ俺がしっかり繋いでますから！Aさんは前方に集中しててください。俺がついていきますんで」

『あ、そう……』

ここまで必死になるなんて……そんなにロボロさんとじゃれあいたいのかな？

本当は喧嘩するほど仲がいいってやつなんだろうなぁ。

Aは暗闇の中で、少しがっくりしながら目的地へ進んでいった。

後ろのほうで「キモいんやけど」「うっせ」と聞こえてきたが、いつもの事なので気にしないことにする。