【d!】rbr→←私←shpの三角関係なややこしいやつpart1 (ページ33)

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shp「ロボロさんが先に彼女ができるなんて、癪やないですか」

『そういうもの……？』

腑に落ちないが、とりあえず納得した風を装うことにする。

……別に応援されなくても、ひとりでなんとかするし。

shp「それよりAさんのこと、もっと色々教えてください。いいでしょ？」
『うん？いいけど』
shp「じゃあこれから毎日デー……いえ、毎日一緒に外出しましょう！」

『そ、それはちょっと……』

shp「え…！？なんでですか！？もしかして先約が……！？」
『いや、私たち軍人だし任務もあるし』

とAが言うと不本意そうに「そうですね」とショッピはむくれた様子でつぶやいた。

それにAにだって一人でいたい時もある。四六時中ショッピと一緒にはいられないのだ。

……と、思っていたのだが。

『任務……ですか？』

gr「ああ。お前たちにγ国に潜入し、某施設内にある物品を確認、ないし破壊してほしい」

呼び出されたのはA、ショッピ。

……そして通信部長官で本来は戦力外であるはずの、ロボロの三人だった。

現在、Aたちは幹部服を脱ぎ、動きやすい庶民服に変装して乗合馬車でガタゴトと移動中である。

同乗者はAたちしかいないため、周囲を気にせず話ができる。

……とはいえ、どこに耳があるか分からないため任務の話は無理だが。

『またこのメンツ……』
rbr「……嫌なん？」
『いえ！そんなことは全然！』

ロボロの探るような口ぶりに反射的にそう返す。

嫌、というわけではないのだが……

『(なんとなく……気まずい！)』

ガチガチにAが固まっていると、ロボロも釣られてそわそわしている。

以前の花見の記憶が蘇る。キスまでして、意識しないほうがおかしい。

shp「お二人とも、もうすぐγ国の国境ですよ。気を抜かんといてください」
rbr「おう……」
『はひ……』

対するショッピは普段どおりである。

はたから見れば第一番隊の副隊長であるショッピのほうが、よほど指揮をとれている。

この平常心……見習わねば！とAはこっそり自分の両頬を叩いた。

『ここからは気合い入れていきますよ。ロボロさん、ショッピくん！』