【d!】rbr→←私←shpの三角関係なややこしいやつpart1 (ページ4)

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さくさく、と草むらをかき分け来た道を戻りながら、ロボロはふと口にする。

rbr「でも東洋の社が本物やったら、天罰が怖いなぁ」

shp「なんですか、壊したら天罰が起こるんすか？」
rbr「東洋ではそう信じられとるんよ。東洋ではたくさんの神さまがおってな、社は神さまが宿る場所。それを壊すってことは……」
shp「罰当たりっすねぇ。ま、十中八九ロボロさんが全部こうむると思いますけど」

ぴた、と二人の足が止まって彼らはにらみ合う。

rbr「……半分はお前のせいや」
shp「なんでなんすかね？」
rbr「お前俺に当たり強いな？」
shp「その理由知ってるんじゃないですか？」
rbr「なんのことや？」

『ふ、二人とも！任務中によそ見は危険です！』

急にバチりだしたふたりを慌ててなだめる。

この二人は時々こうやって変なタイミングで内ゲバをしそうになる時があるのだ。
なんでかなぁ……

ロボロはAの言葉でむすっとしたまま前を向いたが、同時にむずがゆくなったのかずずっと鼻を鳴らした。

「くしゅん！」

『もう！ショッピくん、ロボロさんを煽らないで！ショッピくんの悪い癖よそれ！』

ショッピくんの両頬をぺちっと両手で挟み込んで顔を覗き込む。

するとなぜかショッピくんはいつもの反応とは違って、目を見開いて顔を真っ赤にさせた。

shp?「お、おまおま！A、なにやって……」
『ん？』

なんだか反応がおかしい。

いつもだったら「うるさいですよ」ぐらいのドライな反応が返ってくると思ったが……

しかも、いつもは先輩先輩だなんて言ってくるショッピくんが、私を呼び捨てに！？

rbr?「……なんで俺の体がそこに！？」

『え？』

ロボロさんが指差しているのは、ショッピくんだ。

俺の体？どういうこと？

思わずショッピくんに当てていた手を外すと、彼はふらふらとロボロさんのところへ近づいていった。

そしてお互いの体をぺたぺた触り合い、呆然としてつぶやく。

shp(rbr)「俺ら……」

rbr(shp)「中身が、入れ替わってる……？」

『……はぁ――――！？』

Aの絶叫で、木々にいた鳥がバサバサと数羽飛んでいった。