【d!】rbr→←私←shpの三角関係なややこしいやつpart1 (ページ30)

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ふらふらと部屋に戻るAの様子を、鬱先生とエーミールは遠巻きに見ていた。

ut「まあファーストキスがあんな形で奪われてしもたら、ああなるわな。そっとしとき……」

em「なんでファーストキスと知って……？いえ、なんでもないです。…うーん……でもそれにしては三人とも様子がおかしくないですか？」
ut「三人？ああロボショピA？まああそこ三角関係やから」

em「いや、それはそうですけど……なんて言うんですかね……」

エーミールはうーん、と首を傾げる。

em「……なんか反応が妙な感じがするっていうか」
ut「お前は童貞やから一生分からんやつや、安心せえ」

em「なにをどう安心しろと！？」

そんな会話が交わされていたとはまったく知らず、Aは寝る前にも唇を触った。

『私……誰とキスしたんだろ……』

一方、ロボロとショッピも同じころ自分の体に戻り、唇を押さえていた。

rbr「(Aの唇、柔らかかったな……あったかくて…。俺がした、ってことでええんよな？)」

shp「(絶対俺がしたカウントに入れる……！俺の体やぞ！俺がAさんのファーストキスとったんや……！！)」

三人のそれぞれの胸中がうずまきながら、夜はふけていく……

shp「Aさん、Aさん」

早朝の廊下にて。

ショッピにちょいちょいと招かれ、むんずと手を引いてAが連れて行かれた先は、この時間は誰も使っていない鍛錬所だった。

『どうしたの？ショッピくん……だよね？』
shp「です」

いつの間にか二人が入れ替わっていたりするので、確認を欠かせない。

『(よかった。キスの事件があってからロボロさんとは顔を合わせづらいのよね……)』

ホッと胸をなでおろすAを知ってか知らずか、ショッピはこんな質問をした。

shp「Aさんが思うロボロさんの好きなところってどこなんです？」

ドカン！とAの内心に衝撃が走った。

わ、私がロボロさんのことが好きなことが……バレている！？