【d!】rbr→←私←shpの三角関係なややこしいやつpart1 (ページ3)

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shp「俺、Aさんと同じ任務につけて嬉しいと思ってます」
『そう？私も心強くて嬉しいよ』
shp「そう思ってもらえて光栄です！」

ショッピはにっこりとして笑ったあと、「あの」とぎこちなくAに声をかけた。

そしてAの両手を取り、真剣そうな視線をAに合わせる。

shp「えと……よかったら今度の休日、俺と……」
『えっ……な、なに？』

shp「お、俺と」

ショッピがAの手を取り見つめ合っていると―――…

グワシャッ！
という盛大な音とともにロボロが社と一緒に倒れて社が倒壊した。

それに驚き、Aはべりっとショッピの手を引き剥がす。

『あああ―――！！何やってるんですかロボロさん！』
shp「あーあ」

rbr「あ、足……滑らしてしもて……」

わたわたと地面を転がっているロボロをAは引き上げる。

『ほら、立ってください。ケガはないですか？』
rbr「あ、うん……」

『(きゃ！ロボロさんの手に触っちゃった……役得！)』

なんてことで照れていても、しかし現実は非情である。

三人は社があった場所の前でぼんやりと立ち尽くす。
倒壊した社は、元の原型もなく崩れ落ちてしまっていた。

雨ざらしにあい、木材がもろくなっていたのだろう。

残されたのは、ぺしゃんこになった木のくずのなにか……という形しか残っていなかった。

shp「……これどうしたらいいんすかね？」
rbr「まあ……壊してもうたもんはしょうがないな。いずれ土にかえるやろ」

哀れな社に背を向け、ロボロはAたちに分かりやすいよう説明しだす。

rbr「ぱっと調べたけど、グルッペンが探してるようなものはなにもなかったよ。誤情報やね」
shp「ちなみにその探してるものってなんなんやったんすか？」

rbr「なんでもγ国が作った、いわくつきの物品が隠されよったとかなんとか。でもここにはなかったな……」
shp「ほーん、そうなんすか」

まぁ、ロボロの言うとおり事故で壊してしまったものはしかたがない。

『……じゃあ任務終了ね。帰りましょうか』