【d!】rbr→←私←shpの三角関係なややこしいやつpart1 (ページ16)

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そんなわけで二人で城を出て、雑貨屋をハシゴした。

なかなかロボロに合うプレゼントはここにはないとAは次の店へ行き。

……また次の店へ行き。

3軒目でショッピは根を上げた。

shp「プレゼントなんて、そのへんの店で買えるちっこいチョコとかでええやないですか～。めんどくさ……」
『ごめんね……疲れたなら帰っていいよ？』

shp「いえ帰りませんけど」

すかさず返事が返ってきた。新手のツンデレか？

……と、Aは一瞬自分の耳を疑う。

でも、男性の意見も聞きたいから助かるのよね……

道通りの店をぐるぐる見て回り、5軒目でようやくピンとくるものを見つけた。

『これ、ロボロさんに似合うかな？』

店にひとつだけ置かれていたオレンジ色のバッジをショッピに見せる。

ちょっと我々国のエンブレムに似せた、花のデザインのバッジだ。

……花というところも可愛いのに、我々国のエンブレムはかっこいいし。

かっこ可愛いロボロさんにぴったりの品では！？

オレンジ色だし、これなら彼の服の色に隠れて目立ちづらいだろう。

……だって、私が誰かにプレゼントしたなんてみんなに知られたら、恥ずかしいし！

しかしショッピくんは顔をしかめた。

shp「それはちょっと子どもっぽすぎません？」
『え、そうかな……』

これは子どもっぽい……のか。

自分にはセンスがないからだろうか、そう言われると自信が持てなくなってくる。

shp「ちなみに俺相手にやったらどういうの選ぶか、見せてくれません？」

ショッピは急ににこにこしてAに近づいた。

『ショッピくんに似合うやつ？うーん……』

ショッピくん、ショッピくんに似合うものか……と店内に目を走らせ、ハッとして頭を振る。

『でも今日はダメ、今はロボロさんに合うプレゼントを決めにきたんだから！』

と、キッと真正面からショッピくんに向かって言うと、なぜか目を見開いて驚いた顔が見える。

そしてキョロキョロと彼は周囲を見回す……

あ、これまさか。

『ロ、ロボロ……さん？』

shp(rbr)「……うん」

私に視線を戻してこのきょとんとした反応……ロボロさんだ！
今の話、聞かれた！？

顔がぼわぼわっと熱くなる。