【d!】rbr→←私←shpの三角関係なややこしいやつpart1 (ページ1)

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rbr「くしゅん！」

『ロボロさん、花粉症ですか？』
rbr「そうなんよ……ズビ。なんで俺らがこんな森の中行かされるねん……」

ロボロはそう言いながらティッシュで鼻をかんだ。

周囲の森は木々が生い茂ってはいるが上空からの明かりが降ってくる。

とくだん灯りを必要としない程度の森の中。これが任務でなければピクニック気分であっただろう。

shp「お二人とも、遅いですよ！なにちんたら歩いてるんですか、ロボロさん」
rbr「俺にだけ注意するんか！Aの歩幅に合わせとるんや」
shp「ご自分の身長と歩幅が小さいからって見栄はらんといてください」
rbr「小さい言うな！！」

ぎゃいぎゃいうるさくなる二人に耳栓したい気持ちになりながら、Aは尋ねた。

『それで、どうだった？』

shp「とりあえず、向こう先の偵察軽くしてきました。100m先ぐらいまで生き物の姿はありません。このまま進んでも問題ないでしょう」
rbr「おー……助かるわ」

shp「Aさんのためですから。俺になんでも任しといてください」
『ん？うん……ありがとう？』

やたら目をキラキラして言われたけどちょっと意味が分からない。

君がここにいるのロボロさんの護衛だからね？

rbr「俺は？」
shp「自分でなんとかしてください。あとくしゃみなんとかしてください」
rbr「なんとかできるんやったら、とっくにしとるんやけどな……」

ズビ、とロボロは鼻をすする。

現在グルッペンから任務を受けて、第一番隊副隊長であるショッピくん、第三番隊隊長の私、通信部長官のロボロさんとはるばる我々国内の森の中を歩いている。

最初はなぜ通信部のロボロさんを、と思ったが「彼にしか価値が分からないものがある」という理由で我々国領土内の森の中の探しもの＆ロボロさんの護衛をゴリ押しされた。

だが私だけでは戦力が不安だと思ったのだろう。

ロボロさんと二人で任務に行くことになったことをショッピくんに伝えると、彼は「俺も行きます！」とみずから立候補してグルッペンに直談判し、任務参加をもぎ取ってきた。

あのグルッペンを説得するとは……できる後輩である。

なんてことをAが考えていると、ショッピがさっとAたちの歩みを手で制した。

shp「止まってください！……前方になんか建物があります」