【d!】トリップでファンタジーなRPG世界でぶらり旅part1 (ページ4)

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プロローグ4 ページ4

tn「なんやて！？」

ut「え、じゃあこの超常現象についてなんか知っとるん？」

『え？超常……現象？』

em「私ら、さっきまでみんなでゲームしてたんですけど……」

話を聞いてみると、彼らはいつものようにマイクラ企画をやっていたのだが。

とつぜんパソコンの画面が光ったかと思うと、この世界に引きずり込まれていたらしい。

zm「明らかに現実にしてはおかしいねんて。顔の前にゲームのウィンドウが出るしよぉ」

と言いつつ、ゾムは虚空を指差している。そこにはなにも見えない。

shp「でも自分にしか見えないんですよね、自分のステータス画面みたいなやつ」

sha「それで俺ら、なんかのゲームの世界に入ったんじゃないかって話しとってな？」

そこでみんな一度話を切った。

沈黙がおりる中で、恐る恐るチーノが口を開く。

ci「まさかとは思いますけど……僕のこと、眼中になかった？」

ut「そういえばなんかメンバーが一人足りひんなー……と思ったらチーノやってん」

ci「俺を忘れんといてくださいよ！！」

チーノは「もう嫌や！！」と叫んでしくしくと膝を抱えてうずくまった。

ひとりモンスターに襲われていたし、精神的ショックが大きいのだろう。

私はひとつだけこの現象に心当たりがあった。夢じゃなくこれが現実、ならば……

『もしかして、あのアレ……異世界トリップってやつなんじゃないですか？』

rbr「異世界トリップ！？」

思いついたワードを口にしてみると、ロボロが食いついてきた。

『はい。なんか死んだらあの……異世界ファンタジーの世界にいくとかいうやつ。流行ってるじゃないですか』

zm「確かに流行ってるねんけど……別に死んだわけちゃうしなぁ」

私の言葉にゾムは納得がいってない様子である。

(そうだよね、私も信じられないもん)

でも実際に目の前で起きているのだから、これは現実に違いない。

そこでなるほど、と気づく。

マイクラ企画やってるときに異世界トリップが起きたから、それで外見がマイクラのスキンのままなわけか。