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sya「いやー、大豊作やったな！ちょろいちょろい」
『改めて振り返ると罪悪感がありますが……』
Aはしょんぼりとした顔で景品を詰め込んだ袋を抱え直した。
sya「ええんやって。俺らがとらんでもどうせ他の誰かのモンになってたんやし」
シャオロンはそう言うと縁石に座る。同じく少し離れた隣にAも腰掛けた。
sya「どうや？祭り回って、楽しかったか？」
『はい。いつもは兵士として見回りする側だったので……今日は非番でよかったです。こんなにいっぱい景品ゲットしましたね」
Aはそう言って袋をシャオロンに差し出す。シャオロンはきょとんとした。
sya「なんや？」
『え？これはシャオロンさんが取ったので、シャオロンさんのものじゃ……』
sya「あー……いいよ。自分のためじゃなくて、その、Aのために取ったようなもんやし」
『私の？』
sya「やから、全部君のもの」
『……ありがとうございます』
Aは顔をほころばせて戦利品を眺めた。
自分のために取ってくれたのが純粋に嬉しい。
少し沈黙がただよったのでどうしたのだろうとシャオロンを見ると、じっとAを見ていた。
夕日にオレンジ色のニット帽がよく映える。
陽のせいか顔が少し赤く見えて、整った顔立ちがはっきりと見えてドキリとした。
『(……いま、私ドキッとした？)』
いやいや、ありえない。別の意味でドキドキするときはあっても。
ぶんぶんと首を振るAに、シャオロンは恐る恐る口を開いた。
sya「あ、あのさ……いや、ここじゃあかんな。……ちょっと行きたいところあるんやけど……」
『はい？』
sya「……ちょっとだけ、一緒に来てほしい」
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詩音(プロフ) - 完結おめでとうございます！ (2022年9月18日 8時) (
レス) @page24 id: 44cf22d412 (このIDを非表示/違反報告)
インク - 面白かったです！完結おめでとうございます！ (2022年9月17日 19時) (レス) @page24 id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - めっちゃ好きです…。これからも更新頑張ってください！ (2022年9月4日 19時) (レス) @page10 id: 44cf22d412 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：REO | 作成日時：2022年9月4日 18時
