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パン、と軽快な音と共に射的屋の景品がコロリと転がる。
sya「オラ！7発目や！」
店主「ひぃ……」
店主の愕然とした悲鳴が聞こえる。
シャオロンは宣言どおり射的屋で景品を独り占めしていた。今のところ7発中7発すべて当たっているので、実質7個目の景品ゲットだ。
次のコルクをおもちゃの銃にセットしながら、シャオロンはにやっと笑ってAを見た。
sya「なぁ、Aは次どれが欲しい？」
『え！？えっと……』
いけないことだとは分かっていながら、Aもつい棚に並ぶ景品に目を走らせる。
店主が困りに困っているが、それはそれである。……どうしよう、楽しい。
ところへ、ふと横に目をやったシャオロンが「やべっ」と声を出してAの腕を引っ張った。
sya「俺の部下が見回りしとる！逃げるぞ！」
『えっ、あ、はい！』
Aは手に入れた景品をビニール袋に詰め込んで、シャオロンに導かれるがまま逃げるように走り出した。
店主「あーっ！あんたもしかして、我々軍幹部の……」
背後に声を投げつけられると、シャオロンはアハハと笑う。
sya「あ、やっぱバレたみたい？」
『そうとう大暴れしましたし、グ、グルッペン総統の耳に入るのでは……』
sya「だいじょーぶだいじょーぶ！」
二人は人混みの間を走り抜け、部下の呼び止める声からも逃げていった。
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詩音(プロフ) - 完結おめでとうございます！ (2022年9月18日 8時) (
レス) @page24 id: 44cf22d412 (このIDを非表示/違反報告)
インク - 面白かったです！完結おめでとうございます！ (2022年9月17日 19時) (レス) @page24 id: a2f12395c4 (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - めっちゃ好きです…。これからも更新頑張ってください！ (2022年9月4日 19時) (レス) @page10 id: 44cf22d412 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：REO | 作成日時：2022年9月4日 18時
