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夕方、Aは訓練所へ足を向けていた。
『体動かしたい……なんか関節がバキバキする……』
デスクワークですっかり体がなまっている。この凝りは訓練でほぐすしかない。
誰もいないと思っていたドアを開けたそこには、先客がいた。
真剣勝負をしているのだろう。コネシマとショッピが無言の打ち合いをしている。
勝負を見るに、コネシマがやや不利のようにも見える。
水を差しちゃ悪いかなと思いつつも、ここで突っ立っているのも暇だしと思いAは彼らに声をかける。
『二人とも、精が出るね』
kn「おお、A！」
コネシマがその手を止めて、それを見たショッピが木刀を下ろす。
shp「聞いてくださいよAさん。コネシマの奴、俺のほうが実力あんのに隊長の座を譲ってくれないんですよ」
kn「当たり前じゃボケ！隊長になるにはな、戦闘以外のスキルも必要なんやぞ！」
shp「じゃあ教えろよ」
kn「それが人にモノを頼む態度か！」
Aは首を傾げる。
『……ひょっとして内ゲバ？』
shp「まあ、これからなるところです」
kn「しねえよ！！」
コネシマはそう言ってAに向かって訓練用の木刀を投げてきた。
顔に当たるすんでのところで思わずキャッチする。
『あぶなっ！』
kn「あ、とれると思って普通に投げてもうたわ。体動かしに来たんやろ？ショッピの相手したれ」
shp「え、俺が勝ったら三番隊の隊長に？」
『譲らないよ！？隊長になりたいならグルッペン総統に直談判してよね！』
shp「責任はいらないけど賃金は欲しい」
kn「強欲か！！」
勝負はすんでのところでAが勝ち、いい特訓にもなった。
これぐらいでいいだろうとデスクワークに戻ろうとした帰り、ゾムと会った。
『あ、ゾム』
以前ゾムとした会話を覚えていたため、気安く声をかける。
ゾムはAの声かけにぴくりと震えた。
zm「……おう」
『ゾムも訓練所？今ならコネシマとショッピくんがいるよ』
この廊下の奥は訓練所があるので、ゾムも体を動かしに来たのだろうとAは思った。
しかしゾムは怪訝な様子で黙っている。
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maria - がんばってください。とてもおもしろいですし、つづきもきになります (2023年2月26日 23時) (
レス) @page49 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 続きめちゃめちゃ気になります！投稿頑張ってください！ (2023年2月26日 20時) (レス) @page49 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
まーう - はい好き付き合って()更新頑張って下さい！応援してます！ (2022年11月29日 9時) (レス) @page38 id: 41f2ce60a3 (このIDを非表示/違反報告)
Zero - 続きめっちゃ気になります！更新待ってますね(๑•̀ㅂ•́)و✧ﾏﾂｿﾞ (2022年9月12日 1時) (レス) @page20 id: 551d4fc369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：REO | 作成日時：2022年8月20日 16時
