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zm「話って？」
『昔、グルッペンにお気に入りの場所を聞かれて。それで私、その草原の名前を挙げたの。ゾムは知らないかもしれないけど、あそこは春になると野薔薇がいっぱい咲くスポットがあって。あまり目立たない花だけど、その白い花が好きで……そっか」
自分は愛されていたんだな、と天井を見上げる。
zm「……そうやったんやな。俺のいる未来は冬に近いから花なんて咲いてないけど……咲いたら、きっと」
いい景色に違いない。そう言いかけてやめたようだ。
少しの沈黙が二人の間を漂う。
zm「A。お前を俺に守らせてくれ」
再び真摯な視線がAを貫く。
zm「今度の任務───俺が一緒について行く」
gr「任務に隊員の追加か。いいぞ、許可しよう」
ゾムの追加加入はあっさりと決まった。
zm「グルッペン、任務の詳細は？」
gr「まだ詳しくは出ていない。おそらくテロ組織への潜入任務になるはずだ。しかし……ゾムまで参加する必要はないんじゃないかね？この任務はひとりでもできるものだと思ったが」
『念のためです。二人いれば盤石な作戦になると思うので』
gr「まあいいが。相手方のしっぽを掴んだら追って知らせよう」
総統室から出るついでにグルッペンから鬱先生に渡す書類を任され、二人で鬱先生のもとへ向かう。
『……あっさりしすぎじゃない？これで未来が変わる？』
zm「まあ、開戦は向こうから茶々入れられて起こるものやから……反戦争派のAが生きててくれれば、なにか変わると俺は思う」
『そのへん具体的に聞きたいけど……』
zm「……外は耳があるからな」
ゾムが小声でつぶやいた。
自室で話そう、ということなのだろう。
その前にグルッペンにも頼まれていることなので、鬱先生に書類を届けることにする。
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maria - がんばってください。とてもおもしろいですし、つづきもきになります (2023年2月26日 23時) (
レス) @page49 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 続きめちゃめちゃ気になります！投稿頑張ってください！ (2023年2月26日 20時) (レス) @page49 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
まーう - はい好き付き合って()更新頑張って下さい！応援してます！ (2022年11月29日 9時) (レス) @page38 id: 41f2ce60a3 (このIDを非表示/違反報告)
Zero - 続きめっちゃ気になります！更新待ってますね(๑•̀ㅂ•́)و✧ﾏﾂｿﾞ (2022年9月12日 1時) (レス) @page20 id: 551d4fc369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：REO | 作成日時：2022年8月20日 16時
