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てっきり食害しにコネシマたちに付いていったかと思ったが、行かなかったらしい。
食害を危惧されて呼ばれなかったんだろうか、とじっと見つめていると、パーカーの影越しに目が合った。
zm「……なんや？」
『い、いや、別に……』
慌てて視線をテーブルに戻す。彼のまなざしは、触ったら刺さるような危うさがある気がする。
『(これ以上嫌われて変な空気になりたくないし、目立たないようにしよう)』
それにしても自分に対する態度がぶっきらぼうすぎやしないだろうか。
『(仮にも幹部同士なのに、私だけ仲間外れみたい)』
……なんか、嫌だな。
ゾムも静かに食事をとっていたが、急にその手が止まった。
周囲をキョロキョロと見回して、早くここから立ち去ろうと箸を動かすAを見て、ぽつりと呟く。
zm「A？」
『……なに？』
先ほど考えていたことが後を引いていて、思わずむすっとしたまま答える。
ゾムはぼーっとこちらを見続けている。顔を上げた拍子にパーカーが後ろにずれて、いつもは見えない緑色の瞳が見えた。
『だから、なによ』
なにも言い出さないゾムに辛抱が切れ、語調を強くし尋ねる。
するととつぜんゾムの両目からぽろぽろと涙がこぼれて、Aはぎょっとした。
『ど、どうしたの！？』
zm「変やな、涙が出てくる……」
ゾムはそれ以上はなにも言わず、そのまま立ち上がってふらふらと食堂から出ていった。
残されたのは状況が分からないAだけだ。
『なんなの……？』
呆然とゾムの出ていった扉を見つめていると、しばらくしてシャオロンが戸惑った様子で食堂を覗き込んで、Aを見つけるなりこちらにやって来た。
sya「なあ、いま泣いてたのってゾム？なんで泣いてんの？」
『さ、さあ……』
sya「食堂から出てきたよな？俺ロボロに書類渡してからここ通りがかったんやけど、そしたらゾムがここから出てきて……」
『なにも泣く要素、なかったと思うけど……涙が出る、って言ってた』
sya「……目にホコリでも入ったんかなぁ」
Aとシャオロンは二人して首を傾げた。
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maria - がんばってください。とてもおもしろいですし、つづきもきになります (2023年2月26日 23時) (
レス) @page49 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 続きめちゃめちゃ気になります！投稿頑張ってください！ (2023年2月26日 20時) (レス) @page49 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
まーう - はい好き付き合って()更新頑張って下さい！応援してます！ (2022年11月29日 9時) (レス) @page38 id: 41f2ce60a3 (このIDを非表示/違反報告)
Zero - 続きめっちゃ気になります！更新待ってますね(๑•̀ㅂ•́)و✧ﾏﾂｿﾞ (2022年9月12日 1時) (レス) @page20 id: 551d4fc369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：REO | 作成日時：2022年8月20日 16時
