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ci「あっ！そうだ、今度はロボロさんに語ってもらいましょう！とっておきの怖いの、あるんですよね？」
rbr「なんで俺に振った？さてはさっきの言葉根に持っとるな……」
sya「じゃあゾムさんが怪談話しゃべってくれるって」
zm「え、スプラッタ系やけどええの？」
tn「いらんいらんいらん！」
em「一番いらん！怖い！」
zm「ほら、エミさんがすでに怖がっとる」
gr「たぶん明日から食事が喉を通らんぞ」
なんやかんやありながら、6月4日は終わった。
今日は6月5日。もう明日か。
Aはカレンダーを見ながら、ふぅと息をついた。
どういう形で命を狙われるか分からないが、言われた通り用心しておこうと短剣をベッドの脇においた。
その日も換気扇から侵入してきたゾムと、ふとこんな話をした。
zm「Aは将来やりたいこととかあるん？」
『え？話が急だね……』
zm「いや、なんとなく思って」
『ゾムは？』
zm「俺が先聞いたんやから、先答えてや」
『えー……』
Aは恥ずかしそうにぼそぼそと口にした。
『……に、なりたい』
zm「なんて？」
『……お嫁さんに……なりたい』
秘密を打ち明けてしまったAは、恥ずかしさで顔を手で覆い隠す。その指の間からゾムを盗み見た。
『つまり……、大恋愛したいってこと』
とはいえ相手がいないので叶えようがないのだが。
Aは次にくるだろうゾムの大笑いに身構えていたものの、彼は意外にも「ほーん……」と納得しただけだった。
zm「そうなんか……なれるよ！Aなら」
『……笑わないの？』
zm「おいおい、俺が人の夢笑うような奴に見えるんか？」
『……なんか、意外』
zm「えーそうか？」
『……笑わないでくれて、ありがと』
なぜかAはちょっと照れてしまった。気恥ずかしさだろうか。
『ゾムは？ゾムの夢聞いてない』
zm「俺？俺かー……うーん」
ゾムは遠くを見るように天井を見上げた。
zm「……みんなで生きて、2年後を迎えることやな」
『なんで2年後？』
Aが尋ねると、ゾムは寂しそうに笑う。
zm「ほら、2年って区切りがええやん。2年後の自分とか想像できる？」
『うーん……できないかも』
zm「やろ？やから2年後やねん」
Aは首を傾げながらも、まあゾムは変わってるしそういうもんか、と納得した。
6月6日が迫っていた。
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maria - がんばってください。とてもおもしろいですし、つづきもきになります (2023年2月26日 23時) (
レス) @page49 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 続きめちゃめちゃ気になります！投稿頑張ってください！ (2023年2月26日 20時) (レス) @page49 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
まーう - はい好き付き合って()更新頑張って下さい！応援してます！ (2022年11月29日 9時) (レス) @page38 id: 41f2ce60a3 (このIDを非表示/違反報告)
Zero - 続きめっちゃ気になります！更新待ってますね(๑•̀ㅂ•́)و✧ﾏﾂｿﾞ (2022年9月12日 1時) (レス) @page20 id: 551d4fc369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：REO | 作成日時：2022年8月20日 16時
