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ピピピ、と時計のアラーム音が鳴る。
『ん、んん……』
Aは片手でアラームを止め、ベッドの上でぐっと背を伸ばした。
『んー……』
しかし眠気にあらがえず、Aは再びまぶたを閉じる。
その時、ビーッビーッとベッドの脇に置いてあるインカムが鳴り始めた。
【rbr「おい起きろA！今日は朝から重役会議やぞ！」】
『あと30分……むぅ』
【rbr「聞こえとるか！？もしもーし！無視すんならお前の部屋行くぞコラ！！」】
結局部屋まで迎えに来たロボロによって起こされ、Aはあくびを噛み締めながら会議室へと向かった。
rbr「ったく……お前の朝弱い癖なんとかならへんのか？」
『私が朝弱いんじゃない、朝さんサイドが強すぎるのが問題なの』
rbr「そう思うなら一度ぐらいは勝てや！」
『ふぁ……』
rbr「あくびすな！！」
ほぼ引っ張られるように連れて行かれる道中で、珍しくいつもは会議に遅れないゾムに追いついた。
rbr「お、なんやお前も遅刻か？」
zm「ちっす」
『おはよう、ゾムさん』
ゾムはちらりとAを一瞥すると、なにも言わずに視線を前に戻した。
……ゾムは女嫌いのため、以前からAのことを苦手にしているように感じる。
いかにもこれ以上仲を深めたくありませんよ、という雰囲気を出しているようにAは思う。
『(まあ、別に今さら仲良くしたいとも思わないんだけど)』
なんとなくないがしろにされている感じがして、あまり気分がよくない。
そんな理由でAはゾムのことを苦手に思っていた。
会議を終え、各々帰路につく。
Aは今日の議題を頭の中で復唱した。
『(α国に戦争準備の動き……)』
sya「今のタイミングでさ、α国が本当に動くんか？β国とうちの同盟もあることやし、悪手やと思……」
ut「シャオちゃん」
鬱先生は叱咤するようにシャオロンの言葉を遮った。
tn「外やぞ。耳に気をつけろ」
sya「あ……ごめん」
トントンの発言にシャオロンはハッとして口をつむぐ。
kn「独り言なら会議の場で言えばよかったのに」
ut「シッマ！」
再び鬱先生がぴしゃりと言った。
kn「あ、はい、すんません」
『(こういう時の鬱先生はしっかりしてるんだよな……)』
普段が遅刻しまくり、書類の提出を遅らせる常習犯だとは思えない一面である。
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maria - がんばってください。とてもおもしろいですし、つづきもきになります (2023年2月26日 23時) (
レス) @page49 id: 2d8c9edfbf (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 続きめちゃめちゃ気になります！投稿頑張ってください！ (2023年2月26日 20時) (レス) @page49 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
まーう - はい好き付き合って()更新頑張って下さい！応援してます！ (2022年11月29日 9時) (レス) @page38 id: 41f2ce60a3 (このIDを非表示/違反報告)
Zero - 続きめっちゃ気になります！更新待ってますね(๑•̀ㅂ•́)و✧ﾏﾂｿﾞ (2022年9月12日 1時) (レス) @page20 id: 551d4fc369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：REO | 作成日時：2022年8月20日 16時
