第十話 ページ11
「わー、私好きなの13号！」
緑谷くんと麗日さんが嬉しそうに言う。彼は相澤先生と少し彼らだけで話をすると、僕らに話をしてくれた。
人命の為に“個性”をどう活用するかを学び、その力は救ける為にあるのだと心得てほしい、と。
13号。なんて美しいんだろう。
「そんじゃあまずは……」
相澤先生が述べたその時。何かが、黒いモヤの中から現れた。
「一かたまりになって動くな」
それらは。
「動くなあれは、
途方もない、悪意。
＊
転送されてしまった。
幸いにしてそこに焦凍がいたからどうにかなったが、それでも失態には変わらない。
愛する人が傷つくのは嫌いだし、戦いも嫌いだ。
「すまない、焦凍。僕は今個性が発動していない」
「つまり？」
「頼りにしてるぞ、僕の愛する友人」
焦凍はうなずいてくれた。
「このままじゃあんたらじわじわと身体が壊死してくわけなんだが、俺もヒーロー志望。そんな酷え事はなるべく避けたい。あのオールマイトをやれるっつう根拠……策って何だ？」
「ダメだぞ焦凍。こういう時は彼らを愛するものとして、誠心誠意お願いしなければ」
「初対面の
「それはそれは」
とても残念だ。
微笑むと、焦凍は苦虫を噛み潰したような顔をした。
＊
「そういえば、君にはまだ話していなかったね」
雄英高校の校長、根津がお茶をいれながら話を切り出した。
「何をです？」
「私が愛月博を推薦した理由さ。それは、偶然見かけた光景がきっかけだった」
根津は語り始める。
「私が最初に愛月くんを見つけたのは、彼が凶悪犯に人質にされていた時だ」
愛月が知らないその訳を。
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紅葉蓮(プロフ) - 雨瀬さん» そうです！！わかってくださり嬉しいです！！更新、できるだけ頑張ります！ (2018年7月20日 17時) (
レス) id: e2cb5510b9 (このIDを非表示/違反報告)
雨瀬(プロフ) - これは、もしかしてもしかしてですが、双頭院学くんがモデルですかね！？すごく面白いです！更新頑張ってください！！！！！！ (2018年7月18日 3時) (レス) id: 95804e6d35 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございます！そう言ってもらえるとめっちゃ嬉しいです！最近はリアルの都合であまり更新できていませんが、来週か再来週には更新ができるようになるので、お待ちいただければ幸いです。 (2018年5月19日 21時) (レス) id: e2cb5510b9 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - な、なんだコレぇぇぇぇぇ？？！！めっちゃ めっちゃ めーーっちゃ面白いです！更新、楽しみです！ (2018年4月17日 23時) (レス) id: cfdb26c000 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮＊文才ほしい(プロフ) - なーさん» ありがとうございます、できるだけ頑張ります！ (2018年4月10日 13時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉蓮 | 作成日時：2017年7月16日 8時
