2話 最初の試練 ページ3
A視点
起きると、灰色のコンクリートの天井が見えた。見覚えの無い天井だ。
嫌な予感がして、起き上がろうとする。でも、起き上がれない。
(なんだこれ…！？)
？？？「ここ…どこ？」
聞き覚えのある声が横から聞こえて、少しだけほっとした。
A「アキヒト？」
アキヒト「Aくん…ここどこ？」
A「ごめん、俺もわかんないや…」
アキヒト「そっか。」
プルルルル、プルルルル、と、電話の着信音が部屋に鳴り響いた。
俺のポケットから聞こえてる…？
ポケットに手を突っ込み、スマホを探す。
A「あった。」
恐る恐る電話に出ると、無機質な声が聞こえてきた。直ぐにスピーカーに切り替える。
『…音声案内を開始致します これより 最初の試練を行います Aさん、アキヒトさんには この部屋のどこかにあるカギ を見つけていただき ご自身を縛る拘束具を 解除していただきます もし こちらが設定した制限時間を超えてもクリアできない場合 ベットの装置が起動し バタン！と体をへし折ります 是非ともこのスリルを全身で味わってくださいませ 制限時間はたっぷりと 5分とさせていただきます なお カギは1本しかないため どちらが使うかご相談ください』
プツッと電話が切れ、声が聞こえなくなる。
突然の出来事に頭が追いつかない。五分以内にクリア出来ないと死ぬ？
そんな…
アキヒト「どうしよ…そっちに鍵ない？」
A「あった…」
アキヒト「それ、Aくんが使って。
別に僕、Aくんを殺してまで生きたいとは思えないし。」
A「それは俺も同じだよ！」
アキヒト「じゃあ、何とかして助けて。」
A「…分かった。絶対助ける！」
鍵を使って拘束をとく。部屋には吊るされた紙ヤスリと四桁の数字、出口であろうドアの横には文字を入力するパネル。
…ダメもとでやってみるか。
入力してもピンポーンと音が鳴るだけ。
あとは紙ヤスリか…でも、紙ヤスリだけでどうしろと！こうするうちにも時間は進んでいく。やばい、ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ…！！！アキヒトくんが…死んじゃう…あああ…
カギ、はめようとしてもはまらない…！
A「あぁ、クッソ…どうしよう…！」
上手く頭が回らない…！
アキヒトの方を見ると
ベットが閉じて、血が飛び散った。
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もみじ(プロフ) - コメントありがとうございます！最初に親友殺したのをこれでもかってくらいに後悔してます(´･ω･`) (2021年10月6日 22時) (
レス) @page1 id: 3db76492db (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりぃむとちょこれぃと - 綾瀬くん…！幸せになって…！ (2021年10月6日 22時) (レス) id: 8ef3002cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もみじ | 作成日時：2021年9月5日 22時
