キミガシヌ運命

13話 多数決 ページ15

A視点

ジョー「………チャレンジャーは安全なのか？」
アルジー『おう！スリルを味わえるのは的だけだ！残念だったな！』
ジョー「…そうか。サラ、A、お前らにチャレンジャー頼めるか？」
A「ちょっ、ちょ、ちょ、待て、ジョー！早まるな！
サラはまだしも…俺は…僕は…最初の試練すら…乗り越えられなかったんだぞ！？
そんな奴に命なんて預けられるわけないだろ!!!」
Qタロウ「Aの言う通りぜよ！
それに…勝手に決められっちょ、良いわけねーだろ！」
カイ「流石に高校生に銃を撃たせるのはいかがなものでしょうか…」
ケイジ「おまわりさんは賛成だなー。サラちゃんは頭が切れる。
そんなサラちゃんがついてるんだ…Aくんだって、大丈夫さ。」

ジョーも…ケイジさんも…おかしいよ…Qタロウさんが正しいはず…
今だって…ろくに頭がまわってない…
それに…俺は親友すら助けられなかった…いくらサラがついてるからって、無理だ…！

ジョー「サラ、A、どうよ自信は？」
A「あるわけないだろ…サラがついてたって、僕には出来ない…」
サラ「自信…？
……私にやらせてください。」
Qタロウ「…無理だ、賛成できねぇ。
…信用してねぇワケじゃねぇが…悪く思うな。」
カイ「………多数決…
おそらく…一番の解決策はそれです…ここは…話し合ってから…多数決で決めませんか？」

多数、決…少数派の意見を潰す、嫌いな方法…集団行動するなら必須な方法…
今はそれが…最善なのか…ねぇ…アキヒト…俺は…この人たちを…助けられるの？
無理だ…どう考えたって、俺には…！





˹Aくんならできるでしょ。今までずっと、僕を助けてくれてたんだ。大丈夫。˼

…ありがとう…俺は…結局…大事なところでは守ってあげられなかったけど…
今度は、アキヒトじゃなくて…この人達を…守るよ。レコちゃんとも…約束したから。


✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
どもども、作者のもみじです。
最近よく出てきてますね、すみません。
アキヒトの口調が迷子になってるのどうにかしてください。
それだけです。というわけでお疲れ様でしたー。

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