キミガシヌ運命

8話　BAR ページ9

A視点

サラの指示で、ある通路に来た。そこには「BAR」と書かれた看板とすぐ隣に廊下、緑色の自動販売機が置いてある。
値段は…全部1000円か。

A「1000円!?!?」
ソウ「足元見るよね。」

足元見るとかそんな次元じゃない気が…マジありえんティー…(？)
つか1000円とかどんな味すんの？ちゃんと美味しいの？
まぁ、どっちにしろお金ないから買えないけど。
取り敢えず、ここには何もなさそうということで、廊下を通り酒場に来た。

ソウ「お酒がたくさん置いてあるみたいだけど…
サラちゃんもAくんも、未成年だから飲んじゃダメだよ。」
A「あはは、飲みませんよ。お酒なんて飲んでもいい事なさそうですし。」
サラ「ソウさんも、こんな時に飲んじゃダメですよ。」
ソウ「こんな時だからこそ、飲みたいと思う人はいそうだけどね。」

んまー、確かに気持ちは分かる。お酒を飲んで全部忘れたいみたいな？
俺の周りにはお酒を飲む人がいなかったし、正直どんなものかちゃんと分かってないところもあるけどさ。

ミシマ「おや…サラさん。危険な目には遭ってませんか？
くれぐれも用心してくださいね…ええ…」

いやホントこの人何回みても怪しいな。これで高校教師やってるって言うんだから世も末だなぁ。

ギン「酒場ってお酒ばっかりあるニャン。お酒は嫌いワン！飲んだくれのとーちゃんはもっと嫌いだニャン！」

ギンの家族構成が若干心配になってきたで候。何この語尾。

ソウ「お父さんの酒癖悪いの？」
ギン「迷惑してるワン！」
ソウ「酒は飲んでも飲まれるな…って言うよね。
ボクも飲める歳だけど…気をつけなくちゃ。」

俺、将来酒とか飲んでんのかな。想像つかないけど…
まーいーや。
んー？何この黒板。名前？あー、名簿的なアレ？

【飲酒可】
アリス・カイ・カズミ・ケイジ・シュンスケ・
ソウ・ナオミチ・マイ・メグミ・レコ・Qタロウ

【飲酒不可】
アキヒト・アンズ・カンナ・ギン・クギエ・サラ・ジョー・
ナオ・ヒナコ・ランマル・A

なーんか知らない名前もあるな…うーん…分からん。
まぁ、いつか必要になったらあれだし、一応どっかにメモっとくか？

サラ「A、何をしてるんだ？」
A「必要になるかもしれないし、メモっとこうと思ってー。」
サラ「そうか。」

よーし、メモ完了。
ここはもう少し探索して他の所行こ。

9話　心の底から→←7話　食堂の奥

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す