モミジが色付くその日まで。【赤/∞】 ＠Autumn前編

変態さん １１５ ページ25

「＿＿＿＿＿＿！」


「＿＿＿＿＿＿＿！？」


「＿＿A＿＿＿＿！！！！！」



あれ、なんか遠くで誰かが叫んでる


てか、名前呼ばれた？


気のせいかな？



玲奈「Aってば！！」


A「ったい！」



思い切り背中を叩かれた


ジンジンするよ！



A「なに！？」


玲奈「何回も呼んでんのに気付かない方が悪い！」


A「なにそれ。ごめん」



お昼が終わり


応援スペースでボーッとしてた私


どうやら玲奈が呼んでたらしいけど


そんなの全く気付かなかった


暑さで頭やられたかな？



玲奈「なんかあった？」


A「何にも、ない、けど、、、」



何にもない


そう、胸を張って言えないのは何で？


私にだって分かんないよ


何で先生の事で


こんなにも頭がいっぱいかなんて、


分かんないよ



玲奈「渋谷先生と何かあったでしょ？」


A「何で分かったの！？」


玲奈「なんとなく？」



あ、その言葉はダメだ


今の私には、


ちょっとダメ



A「あーーーーっ！もうっ！！

めんどくせぇなぁ！！」



気付いたら叫んでた


周りを見ると皆が私を見てた



玲奈「荒れてんね、」


A「本当に意味わかんない」


玲奈「あっ、噂をすれば」



玲奈が見つめるその先には



すばる「Aーーー♪♪♪♪」



今一番会いたくない人が手を降っていました。

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