【wrwrd!】失敗作な私。 (ページ30)

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失敗28。ページ30

ｺﾝｺﾝ

rb「ロボロやけど。」

ロボロがゾムにそう声をかける。

zm「ロボロなん？」

すると中から、ゾムさんの声が聞こえた。

でも、なんかいつもとは違う声だ。

泣いていたのが分かるような声。

ゾムさんは泣いてたのかな？

すると、返事があったらしく、入るでと合図される。

rb「お邪魔しまーす。」

zm「え、無能とシッマやん。シッマはまだしも何でも無能が？」

『ゾムを説得しにきたの。』

zm「説得ってなんやねん。」

はぁ、ゾムは、知っているはずなんだけどな。

だから、泣いていた。

『ゾムは、説得の意味が分かって泣いてるんだよね？しかもさっきの無能が？は、腹切られたやつが何で生きてるかでしょ？そうでしょ？ゾム？』

そう少し微笑んでいうと、

zm「……！」

ゾムがびっくりした顔でこちらをみた。

図星なのだろう。

『ゾム？泣いてた理由を教えてくれない？』

zm「いやや。」

『なんで？』

zm「恥ずかしいねん///」

『そっか。じゃあ、私たちの説明を聞いてくれれば、言えるようになるかも知れないから、言ってみるね。』

それから私たちは、ゾムに証拠も添えて、説明した。

するとゾムは、今までの自分の犯してきたことに気付いたのだろう。

私に抱き着いて泣き出した。

zm「ごめんなぁ。お、俺がつけた傷のこととか許してくれや。」

そんな目をしなくても、私の答えは1つしかないのだ。

『別、気にしてないよ。でも……。』

zm「でも、なんや？」

『私たちと仲良くしてよ！』

zm「そ、それだけで、いいん？もっと殴ったりしてええんやで。」

『私は暴力的な解決はしたくない。平和的解決をしたいの。だから、それだけでいい。』

zm「ありがとーな。今まで仲良くできんかった分もっと、仲良くしような！」

こうしてゾムと仲良くなった。

次は、誰と仲良くなろうかな？