生け贄になったはずなのに。2 (ページ10)

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らだおくん！回復魔法お願い！ページ10

Na「確かにその傷から察するに刺殺だね。」

Br「でも、誰にやられたのかわからない。」

sm「これを死人に口無しって言うんだな。」

sh「どうすれば生き返るんだ？」

『それは私もわからない。』

Na「あ！A！回復魔法使える？」

『え？使えるけど。それが？』

Na「それで生き返るかはわからないけど使ったらワンチャンいけるかも！」

『なかむ！それだ！らだおくん！』
Na「アザス！」

『らだおくん！きりやんに、回復魔法をかけて。』

ra「やだ。」

『えぇ？なんで？』

ra「めんどくさい。」

『そんなこと言わないで。』

ra「じゃあこの力を、僕の力を渡すからうまくコントロールして使いこなして。」

『じゃあらだおくんは？』

ra「Aとずっといる。」

『うん。分かった！約束ね。』

ra「そうだよ。やくそくだよ。」

『よしじゃあやるか。』

sm「え？Aがやるの？」

『うん。らだおくんから力をもらったから。じゃいくよ。』

そういうと私はきりやんの腹部にある傷に両手を翳した。

すると傷は治っていった。

『傷は治った。後は起きるだけ。』

だがしばらくたっても起きる気配は無し。

『やっぱ、駄目なのかな？』

Na「駄目なの？」

『わからない。』

ra「まぁ、待ってみな。」

kr「ん？」

『あ、みんなっ！きりやんがっ！』

Na「え！？きりやん、生き返った。」

Br「死者蘇生できたね～！」

kr「ちょっと待て、何が生き返ったって？しかも死者蘇生って俺実験台にでもされたの？」

sh「Aがお前に回復魔法をかけて生き返らせてくれたんだよ！」

kn「でも、死者蘇生はぶるーくが言い換えただけだからね？」

kr「そうなの？Aありがとな！」

『いや、きりやんが生き返ったからお礼なんて要らないよ。』

sm「すごいいいこと言ったな。」

kr「スマイル黙れ。」

sm「えぇ？」

『それよりもきりやんがなんで刺殺されたのか、教えてほしいんだけど。』

kr「いいよ。昨日の寝た後、物音が聞こえたんだよ。そして起きたら、敵国ムーンアクト国の兵士がいたんだ。それで護身用のナイフを使ってそいつは殺して、後処理もしっかりしたんだよ。それでまた寝たんだ。そしてまた物音が聞こえて起きたら目の前に幹部がいて、ダガーナイフで刺された。」

『その幹部は女？』

kr「うん。あいつすごい素早かった。だから気を付けて生活しないと俺みたいに殺されるぞ。」

『私が一番だね。』

kr「うん。」

kn「そういえばAの話聞かないと。」