生け贄になったはずなのに。2 (ページ9)

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きりやんは大丈夫かな？ページ9

『ふぁぁ～。きりやんおはよ。』

返事がない。

どう言うことだ。

『ねぇきりやん。』

え？ほんとに？

これが昨日の夢と同じなら、脈拍と体温調べた方がいいな。

まず脈拍。

う～ん。

次に体温。

キンキンに冷えてやがる！

ちょっ、これ本当になっちゃった？

『ねぇきりやん！起きてよ！ねぇ！』

これ起きない。

まず、WTだけ呼ぼ。

『みんなっ！きりやんがっ！きりやんが！』

Na「待って！A！落ち着いて！」

『落ち着けないよっ！』

Br「なにかきりやんにあったのかな～？」

『うん。』

sh「何があったんだ？」

『まず、私の部屋に来て！早く！』

とりあえずWTのみんなだけは呼んだ。

WTのみんなが来るまではどうすれば生き返るか、死因を調べないと。

まず、死因。

これが夢の通りだと、刺殺。

一回布団剥がして確認しよう。

ｺﾝｺﾝ

kn「A！来たけど、どうし…え？」

きんとき察しが早い。

kn「え？A？これ、ほんと？」

『うん。ほんと。だから急いでたの。』

kn「なるほどね。他のみんなはこれから来るよ。で、きりやんは運んできたの？」

これ、なんと言えば。

ほんとのこと言った方がいいよね。

kn「怒らないからほんとのこと言ってほしい。」

『分かった。長くなるから詳しくは後でね。でも簡潔に言うと、理由があって一緒に寝てもらった。』

kn「なるほどね。それならいいよ。しっかりした理由があれば。」

『ありがと。』

ｺﾝｺﾝ

sm「来たけど、どうしたの？」

Na「きりやんがどうしたの？」

kn「まず、お前らはこっちに来い！」

sh「は～い。」

Br「きりやんはなんで殺されたの？」

『そこ気付くの早くない？』

Br「だってっ！見たかんじ、でわかっちゃったん、だもんっ！」

『うん。ぶるーく偉いね。』

Na「えっ？きりやん、死んだの？」

『私が調べたらね。』

Na「なんでっ？なんで、きりやんは死んだのっ？」

『私だってわからない！朝起きたら死んでた。』

sh「そんなことってっ、ありえんのかよっ！」

kn「そうだよね。しかも侵入した痕跡もない。」

『きんときそこまで調べたんだ。でも私、きりやんの死因が分かった。』

さっき布団剥がしたときに、見つけた。

ダガーナイフ。

これで刺殺された。

やっぱりあの夢は正しいのかな。

kn「分かったの？もう傷も見つけたってこと？」

『うん。傷はここ。それでここに刺さってたのがこのダガーナイフ。だから死因は…』

kn「『何者かによる刺殺だ。』」