第8話 ページ9
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「お前……まじか…」
近くの人とペアを組み、お互いに記録を取り合う。
ペアであるコネシマは自分のタイムを聞くと、唖然とした顔で完全なるアホズラを浮かべた。
「8.97秒なんてバケモンやんっ！」
「いやお前らが亀なだけだろ」
軽く反論すると顔を左右に高速移動して反論。
「いやいやいや、！…え、どゆこと？」
そんなに見ても何も変わらないというのに、私の記録用紙と睨めっこを始めた。
「ちょ待って俺のタイム見せて？」
すすっと私の持っている紙に頭を覗かせる。こいつのタイムは10.81。まぁ、悪くはないんじゃない？他の人と比べると全然。私と比べるとゴミ以下だけど。
その後、立ち幅跳び、反復横跳び、長座体前屈の種目をクリアした。
のと同時に相方コネシマはさらに疑問を募らせていった。
「ん？…え？お前誰や？」
ついには存在まで疑い出した。
「いいから早く来い」
自分が私より記録低いからってそこまで言うのはどうかと思うけどなぁー？
次の測定は握力。実はこれが唯一不安要素。
俊敏性に全振りしてるせいか筋力が全くないのだ。
「30.6…と、32.1」
「はあ？なんやお前急に弱っちくなって」
「うるせえこれが普通だよ」
ほーん、と勝ち誇ったような顔で煽ってくるコネシマ。
「そういうお前はなんだよ」
「え、58と59.7」
「ゴリラやん」
ちげーよ！とコネシマは軽いノリで言っているものの私は本気で引いてる。もうリンゴ握り潰せるだろ。
やっと私に勝てるものができた喜びでか、急に馴れ馴れしくしながら上体起こし、砲丸投げと種目をこなしていった。
「うーわまじか」
この種目両方コネシマに負けた。でもまぁ四捨五入すればほぼ一緒か。
「でもまぁ、女子にしてはええ方やない？」
「黙れ」
見下しやがって…
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
㊙︎W国兵士名簿
氏名 : レイラー・ウツ
好きなもの : 女の子
メモ : いつ女風呂に間違えて入ろうか考えている。
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怜零 - 世界観と我々メンバーがいい感じにマッチしててめっちゃ最高です！応援してます (3月28日 23時) (
レス) @page28 id: e0ad5fd9d5 (このIDを非表示/違反報告)
とぷす - もう世界観に引き込まれて過ぎて本当に最高です！頑張ってください！ (8月10日 19時) (レス) @page48 id: df858a5809 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - 世界観すげぇ好きです！応援してます。 (6月3日 23時) (レス) @page11 id: de8d799915 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - 第一章完結おめでとうございます！戦闘シーンはいいぞぉ！第二章がめっちゃ楽しみです！ (6月3日 18時) (レス) @page48 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
シロクマ苺スムージー(プロフ) - 烏丸さん» 最高…！ありがとうございますっ！！更新頑張りますっ！ (2023年5月2日 20時) (レス) id: 720823a63a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロクマ苺スムージー | 作成日時：2023年1月4日 19時
