隣の席の神山くん ページ1
高2の5月の初め頃。
段々と誰がどの立ち位置なのかがちょっとずつ分かってきたぐらいかな
「おーい席替えするぞー。適当にくじ作って勝手にやれー」って担任のやる気がないのはいつもの事。
席替えで喜んでるのはクラスの中心的なメンバーとその取り巻き。
できるだけ後ろで先生に見えなくて、宿題とか授業中に終わらせれる席だったらいいなあぐらいの気持ちで、自分の番になったくじを引く。
「A1番いい席じゃん!いいなあ」って佳奈の声が聞こえて、確認すると、窓際の一番後ろの席。
私めっちゃついてるじゃん!!
って思いってたら全員がくじを引き終わったみたいで、席の移動が始まる。
隣が誰でも別にいいけど、ペアワークの時答え教えてくれる人がいいなあなんて思いながら移動してたらすんなり移動できてはやく自分の席が確保出来たから窓の外の景色を見てる。
「Aさん?」
って綺麗な澄んだ声が聞こえて、振り向くとクシャって笑って、
「よろしくな!」
って挨拶される。
「うん。よろしくね」
って返すとちょっと照れたように
へへって笑うの。
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作者名:ゆうな | 作成日時:2018年3月14日 2時