近づけたと思った ページ26
ジェヒョンside
〜2日後〜
昨日は学会に参加しなくちゃいけなかったから、
1日ぶりに病院に出勤する。
今日はマンゴープリンを買った。
もちろんAちゃん用に。
午前中は外来だから、午後にしよう。
・
・
・
・
・
何とか一息ついてAちゃんのもとへ行く。
体調は変わりないだろうか。今日も食べくれたらいいなと思いドアをノックする。
コンコン……
ジェヒョン「Aちゃん、昨日は来られなかったけど、
調子は…
Aちゃん？」
A「はぁ…はぁ……」
ジェヒョン「Aちゃん？調子悪い？
発作だな……」
A「ゴホッゴホッ…はぁ…はぁ………」
ジェヒョン「Aちゃん、苦しいね。
聴診器入れさせてね」
A「いやっ…はぁ…はぁ…
いや…」
ジェヒョン「あっ…ごめん…」
あぁ、やっちゃった…
発作を起こす姿を見て咄嗟に対処しようとしたら、手を振り払われてしまった。
病室入る前は覚えていたのに。
比較的軽い発作だったのに、
自分のせいでそれを悪化させてしまった。
ジェヒョン「ごめん…
テイル先生呼ぶね。ゆっくり呼吸ね…」
そう声をかけて、テイル先生に電話をする。
・
・
・
・
ジェノ「A〜 発作出ちゃったか」
A「じぇの…っ…はぁ…はぁ…」
ジェノ「ゆっくり呼吸だよ。
大丈夫大丈夫」
ジェヒョン「ジェノや…ごめん」
ジェノ「先生のせいじゃないですよ」
・
・
・
テイル「A〜
どんな感じ？」
ジェノ「サチュレーション95％です。
呼吸数上がってます」
テイル「そっか。吸入持ってきてもらえる？
あと酸素マスクも」
ジェノ「持ってきます」
テイル「A？
吸入したら、呼吸楽になるからね。
大丈夫大丈夫」
ジェヒョン「先輩…後はお願いします」
テイル「うん、分かった。
ありがとね」
ジェヒョン「いえ失礼します…」
ここ最近、
話しかけて、一緒の部屋にいるってことは多くあったけど、
回診の時の診察はずっと先輩がやっていた。
医者としてやるべきはずのことが出来ないっていうのは、
すごく悔しいことだ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 446人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もぐら(プロフ) - HiMEさん» コメントありがとうございます!!タイプと言っていただけてほんとにほんとに嬉しいです涙これからも頑張るので、楽しんでいただけると幸いです！:-D (2021年8月30日 19時) (
レス) id: 0785271a4f (このIDを非表示/違反報告)
HiME - とてもタイプのお話です！！！これからも頑張ってください！ (2021年8月28日 22時) (レス) id: 7ba80733f6 (このIDを非表示/違反報告)
もぐら(プロフ) - mii1331mさん» 嬉しいお言葉…!!本当にありがとうございます！毎日更新し続けられるよう頑張ります笑 (2021年8月28日 10時) (レス) id: 0785271a4f (このIDを非表示/違反報告)
mii1331m(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます、続きも楽しみです。 (2021年8月27日 19時) (レス) id: 2a7ec51334 (このIDを非表示/違反報告)
もぐら(プロフ) - ﾑｷﾞさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！文章の才能があるわけじゃないのですが、自分なりに頑張って書いてます笑 ぜひ楽しんでもらえれば嬉しいです:-D (2021年8月19日 23時) (レス) id: 0785271a4f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もぐら | 作成日時：2021年8月17日 13時
