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なん分か経った頃
本をパタリ、と置く音が聞こえた
結局俺は寝れたもんじゃなかった
ここから彼女の位置は間反対にあるため
その姿を確認することは出来ないが
席を立った事を音で確認する
『コネシマさん？』
返事はあえてしなかった
驚かせてやろうという軽い好奇心だ
先程まで聞かなかった
パタパタと歩く靴の音
少しずつ大きくなって
此方に向かって来てると言うことがわかる
『コネシマさん？起きてる？』
俺は目を閉じて寝たフリをする
カーテンが閉まっていない窓から
光が射し込んできて眩しい
気配、というか雰囲気でなんとなく
今彼女が俺の顔を覗き込んだ。というのがわかった
ここで、目を開いて驚かしてやろう
そう思って目を開いたときだ。
え....？
顔と顔との間があまりに近すぎた
彼女の驚く顔が妙に愛しく思えてしまって。
今まで我慢してきた分が勝手に解放されていく
気がつけば、彼女の体を支える手を崩し
背中に手を回り込ませて体を引き寄せていた
Aの軽い体が浮いて
すっぽりと俺の腕の中に収まる
理性が保てない
『まずい』そうわかっていても口と体は止まらない
kn「...やーっと捕まえた、A」
彼女の染まる頬
身動きが取れないこの状況
微かに香ってくる彼女の柔らかい匂い
わなわなと震える桃色の唇
驚いているであろう瞳は何かを欲している...？
一つ一つが馬鹿みたいに俺を興奮させていく
俺がそう言ってから暫く経った
いや、時間がゆっくり進んでいた気がしたので
実際に言えばほんの僅かの間だったのかもしれない
Aの唇がゆっくり動く
いつもの強気な言葉で、この状況を壊して欲しい
他力本願
自らこの空間を作り出しておいてそんな欲望が生まれた
が、しかし。
彼女の口から発せられた言葉は
なんとも気の抜ける可愛らしい声
理性と言う壁が一気にぶち壊されそうになった
更に近づく顔
あかん、あかんやろ！
ギリギリ、本当にギリギリのところで
踏みとどまった
kn「あっはっは！！嘘！冗談やって！！！」
踏みとどまれた俺を、誰か誉めて
『じ、冗談やめてよ...びっくりしたぁ』
二人揃って一気に気が抜ける。
彼女も少し笑ながら立って
ふと時間を確認した
俺も横目で時間を確認したところ
もう１、２分で授業が終わる時刻だった
さて、俺も立とうか。
そう思った直後
何気なくAは俺に手を差し出した
『もう授業終わるよ。戻ろうシッマ』
プツン、と何かが切れる音がした
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木材(もくざい)(プロフ) - ラークさん» そうなんです！なれましたヒロインに笑後日談を書こうと思ったのですがお話が埋まってしまいまして...本当に最後までありがとうございました！ (2020年4月9日 22時) (
レス) id: cfd7089d94 (このIDを非表示/違反報告)
ラーク(プロフ) - 完結おめでとうございます！いかにも青春！！って言う素敵な小説でとても好きでした！夢主ちゃんヒロインになれたのね…おめでとう…！これからも頑張ってください！ (2020年4月9日 11時) (レス) id: aedc2cfc45 (このIDを非表示/違反報告)
木材(もくざい)(プロフ) - Nanakiさん» あぁぁああ...ほんっとにうれしい。え、ありがとうございます！！！私自身青春した経験があまりないので()小説のなかだけでも味わおうとした結果がこの小説になりました爆笑本当最後までお付き合いありがとうございました (2020年4月4日 15時) (レス) id: cfd7089d94 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - 完結おめでとうございます！学パロらしい、というか、物凄く青春って感じの終わり方で感動しました！次回作も楽しみにしています。お疲れ様でした！ (2020年4月4日 11時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
木材(もくざい)(プロフ) - みぃ~ちゃん�� さん» カ、カッコイイ！？ひええ無理矢理終わらせた感が凄くあったのでそう言っていただけると本当に嬉しいです！次の作品も見ていただけるのですか！？女神様...？次は俗に言う『無能系』の作品となります！是非よろしくお願いします！！ (2020年4月3日 12時) (レス) id: cfd7089d94 (このIDを非表示/違反報告)
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