が ページ4
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結局私達は誰にも愛されたことなど無かった。
クラスの奴からも、家族からも、更には教師からも
人生の終わりから初めまで私達は全ての人に見放されていたんだ
...でも、こんな悪魔みたいな呪いを、あまり嫌ってはいなかった。
寧ろこんなに不幸な事に幸せを描いていた
何故ならば、私達はその共通点で友達になり
その共通点だけで簡単に信じあってきた。
em「...？どうしました...？」
『...ごめん、ボーッとしてた。』
ボーっとしている私に彼は眉を八の字にさせ心配してくれた
em「そう..ですか。怖いのならば、無理ごいはしません」
『ううん。大丈夫だよ』
君がいるのならば、死。そのものだって怖くはない。
私がそう言えば彼は、「無理はしないで下さいね」と笑った。
その笑顔は私の中の不安を全て掻き消した
『ありがとう。好きだよエーミール』
em「は...ぇ..？」
エーミールは顔を真っ赤に染め上げて、照れた。
ごめんね。こんなところで、告白なんかして
今しか、言 え な い 気 が す る か ら 。
『嫌だった？』
em「嫌や...ないわ...」
エーミールは頭の後ろを少し掻いた後、強引に私の手を取った
em 「俺も好き...です。」
『あはは、なんで敬語w』
em「知らんわ、からかわんといて...」
・
・
...彼の手を握った時、微かな震えは既に無くなっていた
二人で顔を見合わせて幸せそうに笑えば、たまにホロリと涙が落ちる
私達は手を繋いだまま、誰にも縛られないで線路の上を歩いた。
遠くの方で、小さく電車の音が聞こえる
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木材(もくざい)(プロフ) - レッ狐さん» この歌、とても良いですよね。この作品を通して歌を聞いてもらえる方が増えてとても嬉しいです (2019年4月21日 7時) (
レス) id: cfd7089d94 (このIDを非表示/違反報告)
レッ狐(プロフ) - この歌を知るきっかけとなった素晴らしい小説をありがとうございます。 (2019年4月20日 20時) (レス) id: d533e84903 (このIDを非表示/違反報告)
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