【wrwrd】是非俺の隣に...(ヤンデレだけど、気にしない！！！) (ページ6)

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第５３話ページ6

zm side

俺には珍しい事に前世の記憶がある。
神様は何を思ったか知らないけど、そのお陰で人生は難なく乗り越えてきた

高校に入った時
前世のメンバーが揃う。

前世で関わりを持った人間は、今世でも関わりを持つ。

なんて言うが、まさか本当に集った時は吃驚した
しかし、居ない。アイツだけが居なかった。

Aは。何処を探しても居なかった。

・・・・・・・・・・・・・・

ある新学期の始まりの日。
『令和』が始まって、最初の学校の日。

一人の転校生が来る。と学校で噂された
始業式の時、女子生徒ではないか？等、男子だったら格好いい人がいいな。等
様々な意見が『新』二学年から聞こえてきた。

しかし。俺は、俺達は転校生なんて興味もなかった
女子でも男子でも、どちらにせよ関わりは持ちたくなかったから

...いや、二人程例外がいたけれども。
(トントン、シャオロン)

・・・・・・・・・・・・

その転校生がこの学校に来て、２日が経った
２日が経ってから、転校生の噂は更に広がっていった

何故か？

トントンが気に入ったらしいから。

俺はその時、珍しいこともあるんだなぁ、と思う反面
俺も少し関わってみたい。なんて思っていた

・・・・・・・・・・・・・・

そして、迎えた何日目かの朝。
珍しく早く起きてしまった。なんて喜んで家を出たら、あのエーミールが女子と登校していた

見かけた時に、大声で笑ってしまいそうになったけどそこはグッと抑える
エーミールは誰と...？どんな女子と...？と。
今度、俺はその女に興味が沸いた

気配を消して、静かに、音を立てずに。
回り込んで彼女の顔を見た

『ｯ....！？！？』

吃驚した事に、エーミールと一緒にいた女子は、Aだった。

心臓が飛びはね、ドクドクと鼓動が早くなって、鬱陶い。ってなる程胸が鳴いた

そして彼女を、Aを見た時。
初めに思ったのが

・

彼女を食べたい

という感情、欲望だった

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ゾム...何処か、再び、遠くへ行ってしまうなら。
　隣にいるうちに、食べてしまいたい。