無色のストライカーは女の子【イナズマイレブン】 (ページ6)

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5｢適わないな｣ページ6

豪炎児視点

「円堂…正気か…」

円堂の言葉で静まりかえった雷門メンバーを打ち破った勇者の名は、

ゴーグルこと鬼道有人。

「な、なんだよ鬼道っ！！お前も見ただろ！あのシュート！！！」

息を荒らげ、
我らがキャプテン円堂守はそう言いながらみんなの同意を求めた。

「…まぁ円堂っぽいな。」

「………そ、染岡っっ！」

最初は涙ぐんだ円堂だったが、
ん…？それって誉めてんのか？けなしてんのか？

と言葉の真意に気がついたようだった。

つられて俺も笑ってしまう。

…たくっ

…敵わないなぁ、円堂には。

間もなく。

俺達はあの謎の宇宙人、
そして新監督の話、
イナズマキャラバンの事について聞かされた。

｢頭の整理が追いつかないでヤンス…｣

｢俺達、勝てるんスかねぇ…？｣

不安で埋め尽くされていた雷門。

………その時、木陰で俺達を見ていた“少女”が
雷門サッカー部を、そして俺を救う存在になることは、

俺達はまだ知らない。