私が恋した相手は【赤井秀一】

沖矢昴． ページ4

沖矢side

先程ジョディから連絡があった。

やってほしいことがあるからいつもの所で他のみんなと待ってる と。

多分他のみんな とはキャメル達だろう。

準備をし、約束の時間になったので家を出た。

すると、なにやら家の前で人が倒れている。

･･･そんなことがあるのか？

そう疑問にはなったが、まずその人が生きているのか調べなくては。そう思い駆け寄る。

女だった。

その倒れている女のロングの黒髪はまるで彼女(あけみ)のようで＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


そんなことを考えている暇はない。とりあえずこの人を何とかしなくては。

呼吸もしているし脈もある。よかった、死んでいない。

それにしても、今日のような暑い日に黒のスーツとは。とても暑そうだ。

全身真っ黒のスーツということは･･･････

｢まさか、な･･。｣

このような服なら、会社員なら着るだろう。

少し高級そうな服だが、所々に傷があり、砂だろうか？汚れもある。

何かの事故にでも巻き込まれたのか？

そして思い出したのは今朝のニュース。

『昨晩、工場で大規模な爆発がありました。
現在、原因を突き止めようと警察が動いていますが、今のところ進展はありません。』

それの被害者か？

まぁいい。後で起きたら聞けばいい。

その女を抱き抱え、家の中へと戻り、ベットに寝かせる。

それにしても、つくづくアイツに似ている。

部屋を出てからも、そう考えていると電話がなった。

ジョディからだった。

「ちょっとシュウ！！全然来ないじゃない寝坊？」

「あぁ、すまんジョディ。家の前で人が倒れていてな、助けていたところだ。」

「家の前で人が？大丈夫なの？」

「問題ない。呼吸もしているし脈もある。
しばらくすれば起きるだろう。」

｢そう。それはよかったわね。｣

｢あぁ、だから今日は行けない。悪いがそっちでやってくれ。｣

｢ハァ･･。仕方ないわね、わかったわ。｣

｢頼む。じゃあな。｣

ピッ と電話を切る。そして彼女を寝かせた部屋にはいる。

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