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俺はその話を聞いた時なんとも言えない感情になってAちゃんを抱きしめた
『わっ、』
｢、、辛かったよなっ、、よく頑張ったね｣
『なんで慎太郎くんが泣いてるの笑』
｢なんか、、っすっげえ悔しくて、、、寂しかったよなっ｣
『うん、、寂しかった。だから湊にはそんな思いさせたくないんだけど、そう上手くは行かないねぇ、、』
｢そんなことないよ、、さっき湊くん俺たちに自慢してきたんだよ？、、ねえねのご飯美味しいんだって｣
『、、っ』
｢ちゃんと湊くんには伝わってるよ、、だからさ、、、そんな頑張りすぎんなよ、、頼ってよ｣
『ふふっ、、出会ったばっかりの慎太郎くんにそんなこと言われるとはなぁ、』
湊｢ただいまー！｣
樹｢うわ、お前ら何泣いてんの｣
湊｢ラブラブだー！｣
茶化されて照れくさくなった俺たちは顔を見合わせて笑った
湊｢見てー！買ってきた！｣
Aちゃんと一緒に中を除くとゼリーやらアイスやらでいっぱい
『うわぁ！なんでこんなにいっぱい、、お金足りなかったでしょ？』
湊｢樹お兄ちゃんが買ってくれたんだよ！｣
『ええ！お金返すよ！』
樹｢いいって、、どうせなんも食ってないんだろ？それ食って早く治せ｣
『ほんとごめん、ありがとう。今度なんか奢る』
樹｢ん、待ってる｣
湊｢樹お兄ちゃんありがとう！｣
樹｢いいんだよ。お姉ちゃんのことちゃんと看病してやってな？｣
湊｢うん！｣
樹｢じゃあ、俺らそろそろ帰るか｣
｢そうだね｣
湊｢えーもう帰っちゃうの？｣
｢お姉ちゃん元気になったらまた遊びに来るからね｣
湊｢やった！また来てね！｣
『すっかり湊も懐いちゃったみたいだね笑』
｢じゃあ帰るけど具合悪くなったらすぐ連絡してね？、、家近いから遠慮しないで夜中でも連絡して｣
『うんわかった、、ありがと』
2人は玄関まで見送りをしてくれた
俺らは少し話がしたくて近くの公園に向かった
俺はさっきあった話を樹に話した
樹｢苦労してんだなぁ。湊は捨てられたことは覚えてないみたいだよ。お姉ちゃんには消えちゃったって言われたらしい｣
樹｢でも何となく感じてはいるみたい。たまにお姉ちゃんが悲しそうな顔するって。｣
｢そう、なんだ｣
樹｢難しいなぁ色々と｣
｢、うん｣
樹は湊くんと連絡先を交換したみたいでとりあえず安心できそう
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作者名：あじゅ | 作成日時：2022年8月25日 1時
