おじゃま虫。 桃 JW

8▽ ページ8

いやいや、これただの練習やで？





しかも口を開けば





濱ちゃん、濱ちゃん。




それも、ほぼ毎日のようにスタンバっとる。



バスケ部でも


男「あの子いつもおるよなー」


男「あんなかわええ子が濱田の
ファンとか嫌やわー」



とか段々と有名になってきとるみたい。



あんなん、
軽くストーカーやん笑



なんて思いつつも、




俺も毎日そいつのことを



見つけるようになって、





少しずつ




'なんで、濱ちゃんだけなん？'

'俺もやっとんのに、俺も見ろよ'とか








変なことまで


思うようになっとった。


濱ちゃんも満更でも無いようで、

ちょっと気に触る。




あんな、一途に応援されてる濱ちゃんが


羨ましいと思う、自分がおった。







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最近、練習で上手くいかへん。


ギャラリーもうっとうしい。




イライラしながらも


部活の準備があるから急ごうと思ったら、

廊下で、誰かと衝突。




A「・・いたた、」



「・・いってぇ」




見ると、ぶつかったのは

アイツだった。




あぁ、コイツまた濱ちゃん
の追っかけか。




その事にも若干イライラしながら




「、なんか言うことないん？」


そう言うと、




ハッとしたように立ち上がり、





A「あ、ぶつかっちゃってごめんなさい。」





なんや、コイツ。

目も合わせたくないんか。

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