おじゃま虫。 桃 JW

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なんとか作業を終えた昨日。



案の定、小瀧は遅すぎる、との事で

先輩達にきっちりしごかれたらしい。





「早希おはー」


早「はよー」




今日は単語のテストもあるし
勉強でもしますか。


再テストとか嫌だし。


、とか考えてたら前から視線が。





「なに？笑」



早「え？いつもやったら昨日のこととか
マシンガントークするんに、て思ってん。

あのー、さ。話とか、聞いたん？」




話・・・？

もしかして、
濱ちゃん先輩のこと？





「濱ちゃん先輩が復縁した話？」




早「そうそうっ！！・・・って、え？

なんで？なんでそんな普通なん？！

もう、傷つけたらどうしよう、とか
心配しとったんにっ・・・」





「えー、それはごめん(;´д｀)

けど
全然ノープロブレム！笑」




めいいっぱい笑顔で言うけど、




そんなの嘘。





やっぱ心の何処かでは

未だに信じたくない気持ちがあるし、




カップルでいるとこ見たら

まだ直視できないと思う。





けど、昨日考えた。


先輩が幸せならそれでいいじゃん、て。




ていうかそう思うしかない。うん。




早「・・・ふーん。
ま、Aが言うんなら大丈夫なんやろな。


あ、自販行こ。喉乾いた。」





早希はそれ以上聞いてこなかったけど、


きっと気づいてるんだと思う。





だって

いっつもケチなのに




早「間違えたわ笑」



なんて言って


私の好きなジュースくれるんだもん。






早希のさりげない優しさが心に染みた。

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