【文スト】文豪学園男子寮 2【学パロ】

第61話 ページ21

『うおおお！海綺麗ー！』

｢おい、朝から騒ぐな。｣

『だってさ、あんなに海が綺麗なんだよ！？誰だってビックリするでしょ！』

今、俺と相坂は海に来ている。

……まぁ、俺が誘ったンだけどな。

朝の５時くらいに相坂を無理矢理起こし、”昨日はお疲れ様”という口実で誘ったのだが……

最初はまぁ、寝起きの相坂に｢巫山戯るな｣等と罵倒を浴びせられた。

まぁ、今は？彼奴も海を見て機嫌が頗る良いし？

……この後どうしよう。

『ねぇ、中也も海に足入れようよー！冷たいよー』

｢相坂……今、俺のこと”中也”って……」

『ん？その呼び方駄目だった？アンタだけずっとフルネームで呼ぶのって何だかなぁ……って思って。』

なんだよその理由。不意……過ぎるだろ。

『どうかした？』

｢いや、何もねェ……よっと！！｣

照れ隠しのつもりで、俺は相坂に海の水をかけた。

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