第42話 ページ2
『なんなのよ彼奴っ!!』
「ちょっとAちゃん、怖いよ……?」
どうも、玉葱で目が染みて涙が出ながらも、怒りに任せて切っている相坂Aです。
今日は私と太宰さんが食事当番なんだけど……私が凄く怒りながら玉葱切っているせいで、珍しく太宰さんが怖がっています。
『マジでなんなのよ、そんなに私がここに住んでいるのが気にくわないの?もぉぉぉお!』
「Aちゃん!!怖いから!!マジで怖いから!!一旦、包丁置こっか?ね?」
太宰さんの言うことに従って、私は一旦心を落ち着かせる為に、手に握っていた包丁をまな板の上に置いた。
「ねぇ、今日何かあったの?はっ……若しかして、私が今日、無差別に女の子をナンパしていたこと?」
『違います。てか、無差別に女子をナンパするのやめて下さい。』
「先刻のは冗談だよ。それはそうと、中也がまたAちゃんを傷付けることを言ったのかい?」
おっ、先刻とは違って真面目に対応してくれる太宰さん。
こんなこと言ったら失礼だけど……めっずらしー!
『“傷付けられた”というか、もう怒りしかないです。今日なんて、彼奴……肩を貸して貰いながら此処に帰ってきたみたいで、何があったのかを聞いたら“なんでもない”とはぐらかすんですよ……』
「Aちゃんは、中也が何部か知っているかい?」
『いえ、知らないです。』
「じゃ、教えてあげるね。中也はねぇ、陸上部所属なんだよ。」
99人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗華三日月(プロフ) - 三も楽しみにしてます!! (2019年7月10日 16時) (レス) id: 76beb6ebaa (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月(プロフ) - はい!!楽しみにしてます!! (2019年7月9日 18時) (レス) id: 76beb6ebaa (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 麗華三日月さん» それは次回に明かされます!!お楽しみに…… (2019年7月9日 8時) (レス) id: 9b318e66e8 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月(プロフ) - えぇ〜!?止めて〜!!うーん、なんだろう? (2019年7月9日 7時) (レス) id: 76beb6ebaa (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 麗華三日月さん» 太宰の暴走は誰にも止められません(( 夢主ちゃんがフランスに行く理由は………?笑笑 (2019年7月8日 18時) (レス) id: 9b318e66e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もえ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokomokohi4/
作成日時:2019年6月1日 22時