森の中で8 ページ10
与謝野「目を覚ましたかい?」
与謝野女医が声を掛けると諭吉王は目を覚ましました。
福沢「ああ、与謝野。すまんな…私としたことは寝てたとはな…鴎外殿の様子はどうだ?」
与謝野「ポート王国の国王様はもう完全復活…で、何時睡眠薬なんて飲んだんだい?」
与謝野女医の質問に諭吉は「私も分からん。何時其れを飲んだのか…確か、ワインを鴎外殿と飲んだ時だろうか。その時、「鴎外殿に飲み物を」と思い芥川に持ってこさせたんだが…」と答えました。
与謝野女医は、「アンタも今日帰ってくるお姫様も気をつけた方がいいよ。」
と言った後、諭吉王は今日、執事の乱歩が言っていた言葉を思い出します。
「王様、今日は特に気をつけた方がいいよ」
諭吉王は、その時は分からなかった乱歩が言いたかったことが漸く分かった気がしました。
その時、お城の外で王子を待っていた広津が
広津「中也様!!」
と、大きな声で中也王子の名前を呼びました。
広津「お帰りなさいませ、中也様。何処へ行っておられたんです?国王様が心配しておられましたy中也「運命の女に出会ったんだ。しかも、俺が前に夢で見た人を____」ちゅ、中也様!?」
中也王子は、急にAが唄っていた歌を口ずさみながら踊り始めました。その様子に広津も吃驚です。
広津「ですが中也様、貴方は文豪王国のA様とご結婚なされるのですが…」
中也「そんなことは今はどうでもいい。今から彼女に会いに行ってくる、約束…したからな。」
広津「中也様!?御願いです、戻ってきて下さい!!」
広津が叫んだ頃にはもう中也王子の姿は見えませんでした。
一方、Aはといいますと一人 部屋で泣きながら何かに洗脳されたかの様に部屋の扉を出ます。
ーこっちへ来いー
その言葉がAの耳には聞こえてきました。
Aの異変に気付いた3人の妖精は力ずくでAを止めようとしますが、強力な紅葉の魔法で全く効きません。
樋口/鏡花/ナオミ「A(姫)!!」
3人の妖精が言った頃にはもう遅いのでした。
だって、Aは紅葉の誘導の囁きの元に無いはずの薔薇の棘に触れ、深い眠りへとつき芥川の前で倒れてしまったのです。
紅葉「出来したのう、芥川。」
後ろから歩いてきたのは、Aの義母でありそして諭吉王の妻である紅葉王妃が3人の妖精の目の前に現れました。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ラッキーカラー
あずきいろ
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8
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もえ(プロフ) - ボヌキさん» コメント有難う御座います!!この作品が一番好きだと云って貰えて嬉しいです(●´∀`●)此からも宜しくお願いします!! (2017年12月31日 0時) (レス) id: d821d2b418 (このIDを非表示/違反報告)
ボヌキ - 一番この作品が好きです! (2017年12月30日 23時) (レス) id: 29c480fc4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もえ | 作成日時:2017年8月28日 20時