地上に舞い降りてきた天使【中原中也】

prolog ページ1

夏真っ只中のヨコハマは、外に出ている者が全員日焼けしてしまいそうだ。

真夏のヨコハマを一人、任務帰りの中原中也は額には汗が伝っている。

中也｢こんな暑い日に、酒とか飲めやしねェな……｣

独り言は矢張り自身が好きな"酒"。

言葉ではそう言ってても、頭の中では"早くマフィアのビルに着きたい"という思いでいっぱいなのだ。

中也｢一旦、何処かで水でも買うか……｣

中也は水を買う為、自販機を探し回った。

空は、太陽を直視できない位の暑さ。

今日のヨコハマの温度は多分、32℃位かと予想される。

中也｢帰りにも、芥川らのアイス買って帰るか……｣

中也がそう、思った時＿＿＿＿＿＿

中也｢ん?は！？｣

空から羽根を付け、目を閉じた天使が中也の腕に舞い降りてきた。

#1→

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