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立ち別れ＿＊シリアス注意 ページ6
実の母親が亡くなったと言うのは、どれ程悲しいものなのか。
私が五歳の時に何も言わず一枚の置き手紙を残して父と私を置いて出て行った。
私は父と幼い私を置いて出て行った母を恨んだ、恨み足りない位恨み続けた。
その母本人がﾀﾋんだ。
原因は＿＿＿＿＿＿自○。
諭吉おじさんの手から渡された封筒には、綺麗な字で｢Aへ｣と書かれた母の遺書だった。恐らく、自○する前に書いたのであろう。
封を開け、読み進めていくと、母が私へ対しての思いが綴られていて、私の頭に母との思い出が過ぎった。
幼い頃母に抱かれ優しい声と眼差しで私の名前を呼んでくれたこと、中々寝られない時に絵本を呼んでくれたこと__
A｢うっ…お母さんっ…｣ﾎﾟﾀ…ﾎﾟﾀ…
様々な母との記憶が今更ながらに思い出してしまい、諭吉おじさんの前で涙を零してしまった。
諭吉おじさんは、何も言わずに私の背中を優しく擦っていた。
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作者名：もえ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokomokohi4/
作成日時：2017年8月25日 0時
